佐々木朗希獲得へ、先発投手拡充を目指すドジャースの前に立ちはだかる障壁

石山修二 Shuji Ishiyama

Aaliyan Mohammed

ロサンゼルス・ドジャースは、日本から上陸する新たな才能、佐々木朗希の獲得を狙っていると考えられている。しかし、佐々木に加えて、フリーエージェント市場でエース級の投手を獲得しようとすると、厄介な問題に直面する可能性がある。

今オフのFA史上屈指の先発投手、マックス・フリード(アトランタ・ブレーブス)の有力な移籍先として、米スポーツニュースサイト『Bleacher Report』のザカリー・D・ライマー記者はドジャースの名前を挙げている。しかし、フリードと契約すると、佐々木の獲得はより複雑になる。

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「次の問題は厄介だ」とライマー記者は記している。

「ぜい沢税の支払い義務があるドジャースにとって心配なのは、フリードと契約した場合、次の海外選手契約期間におけるボーナスプールが100万ドル(1ドル154円換算で約1億5400万円)減る可能性があることだ」

佐々木はまだ25歳になっていないため、アマチュア・フリーエージェント扱いとなる。 そのため、彼を獲得するために各チームが使用できる資金は、海外選手契約ボーナスプールから割り当てられた金額のみとなる。 2025年のウィンドウが1月15日に開いた時、ドジャースが自由に使える資金はリーグ最低額の510万ドル(約7億8540万円)しかない。 ここからさらに100万ドルを失うのは大きな痛手だ」

「その上で、ドジャースがまず佐々木を獲得してから、フリードと契約するということも期待できなくはない」とライマー記者は書いている。

「ただこの場合、その時点でフリードがまだ獲得可能であるかどうか次第となり、かなり難しいだろう」

『NYポスト』のコラムニスト、ジョン・ヘイマン氏によれば、ドジャースはすでにフリードをはじめとするフリーエージェントの先発投手たちに関心を寄せている。しかし、もし他の球団がフリードと契約する前に獲得を決めようとすれば、ドジャースは佐々木を失うリスクを冒すことになる。

スポーツ選手の契約情報などをまとめる『Spotrac』では、フリードの契約は6年総額1億3600万ドル(約209億4400万円)にのぼると予測している。

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原文:Dodgers could miss out on Rōki Sasaki if they sign $136 million Braves All-Star翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部) 

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