米国務省、西欧諸国中心に在外公館の閉鎖準備=高官
[ワシントン 6日 ロイター] - 米国務省は、西欧諸国を中心に幾つかの在外公館を数カ月中に閉鎖する準備を進めており、世界全体で職員数を削減することを検討している。複数の政府高官が6日明らかにした。
3人の関係者の話では、ドイツのハンブルクとライプチヒ、フランスのボルドーとストラスブール、イタリアのフィレンツェなどの領事館が閉鎖対象として検討されているが、今後変更される可能性も残っている。
また国務省は3日、シリア北部の人道援助を支える目的で置かれたトルコ南部のガジアンテプにある拠点を閉鎖する計画を議会に通知したとされる。
国務省は首都ワシントン本部でも、人権や難民、国際犯罪、女性問題、人身売買取り締まりといった分野に従事する専門部署の統合も視野に入れているという。
既に国務省本部の民主主義・人権・労働局では数十人の契約職員がここ数週間で契約を打ち切られており、今後削減規模の拡大が見込まれている。
国務省の報道官は「米国民のために現在の諸課題へ対処する上で最適な態勢を確保する世界的な人員構成の検討を続けていく」とコメントした。
同省のウェブサイトによると、世界全体で働く外交官は270人余り、全職員は7万人近くに上る。現地採用者は約4万5000人、外交関連従事者は1万3000人、領事関連業務従事者は1万1000人となっている。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab
Humeyra Pamuk is a senior foreign policy correspondent based in Washington DC. She covers the U.S. State Department, regularly traveling with U.S. Secretary of State. During her 20 years with Reuters, she has had postings in London, Dubai, Cairo and Turkey, covering everything from the Arab Spring and Syria's civil war to numerous Turkish elections and the Kurdish insurgency in the southeast. In 2017, she won the Knight-Bagehot fellowship program at Columbia University’s School of Journalism. She holds a BA in International Relations and an MA on European Union studies.