約100人の女性と関係「結婚生活は続けたい」「墓場まで持っていく」 “裏垢不倫”の心理 性についてオープンに話せない実態も?
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ソファでくつろぐ、会社員のたくやさん(40代)とゆうこさん(30代)。この2人を結びつけたのは、SNSの“裏垢(裏アカウント)”だ。X(旧Twitter)には、自らの卑猥な写真や動画、性的嗜好を公開するアカウントが数多く存在し、それらの多くは裏垢として、不倫の出会いの場にもなっている。
たくやさんは結婚しているが、6、7年ほど前に裏垢を作り、プロフィールには「裏垢男子、日本中どこにでも会いに行きます」と記載。「沖縄到着!現地の女性大歓迎!(女子旅の複数も可)」といったポストを繰り返し、反応してくる女性と関係を持つ。全国津々浦々で約200人と会い、約100人と性行為をしたという。
パートナーがいるのに、なぜ不倫をするのか。「妻とも性行為はある。『なぜ不倫するか?』と聞かれたら、“妻以外の女性とも性行為をしたいから”しかない」と語る。
一方、ゆうこさんにも話を聞くと、マイノリティな性癖に対する「共感者が欲しかった」という。たくやさんと何度か会ってはいるが、まだ体の関係は持っていないそうだ。
なぜ裏垢を駆使してまで不倫を繰り返すのか。『ABEMA Prime』で当事者に直撃した。
■「結婚生活は続けていきたい」 妻にバレないための“工作”も
たくやさんは、“裏垢男子”になったきっかけについて、「当時のTwitterで、女性が相手を募集している投稿をたまたま見て、『こういう世界があるのか』と興味を持った」と振り返る。
裏垢での活動を始めた後、それとは関係ない経緯で出会った女性と結婚。「お付き合いをして、普通に結婚に至った。単純に結婚生活を続けていきたい。妻との関係と不倫は、私の中では別だ」との認識を示す。
裏垢不倫は墓場まで持っていく考えで、バレないための工夫も行っている。「LINEは交換しない」「相手に好きと言わない」「妻には帰宅時間だけ伝える(飲み会・残業など夜のディティールは伝えない)」「朝帰りは絶対にしない」「性行為をする時間帯は夜に限定しない」「最優先は妻との予定」が、そのルールだ。
好きと言わない理由は、「互いに恋愛感情が出てくると、親密に連絡を取りたくなる。相手も既婚者だった場合に、家庭をないがしろにして会いたくなる感情が出てしまうと、露呈するリスクにもつながる」と説明。
約100人と関係を持ったが、「人数を追っているつもりはなく、結果的にそうなった。皆が一般的に感じている罪悪感よりは、たぶん薄い。結婚する前から遊んでいたため、人よりは罪悪感が薄かったのではないか」とも話した。
タレントでソフトウェアエンジニアの池澤あやかが「恋愛感情がなければ、風俗で良いのではないか」と問うと、「裏垢では、性的な内容だけでなく、日常やグチも投稿していて、人となりが見えてくる。『こういう趣味があるのか』『会ってみようかな』と思える面白さがある」と答える。
■カンニング竹山「バレたら100:0であなたが悪い」 慰謝料などのリスクも
裏垢不倫がバレたとして、たくやさんは「妻は絶対に許さないと思う」とコメント。これにお笑い芸人のカンニング竹山は、「そんな相手なのに、よく結婚して生活が送れているなとびっくりする。バレたら100:0であなたが悪い。賠償などで大変なことになるリスクは大きい」と、訴訟などのリスクを指摘する。
ギャルタレントのあおちゃんぺは、「継続して不倫をしているなら、社会的信用を失うかもしれないわけで、それほどの価値がある性行為なのか」と疑問を呈する。
たくやさんは、「結婚前は100遊んでいたが、結婚後は20程度にした。家庭を最優先にして、隙間で遊ぶことを徹底している。バレないバランスを見ながら遊んでいるつもりだ」と語った。
■裏垢不倫の心理は? 性癖を言いづらい実態も
元No.1ホステスで、自身も不倫経験がある不倫恋愛カウンセラーの児玉由加氏は、裏垢不倫の心理を「自己嫌悪があり自分に自信がなく、ありのままの自分を出したら愛されないと思っている。ダメと分かっている行動をとるほど精神的に追い詰められている」と解説。主な特徴として、「周りの目を気にしている」「親密なやり取りが苦手」「他人に弱音を吐けない」「物事をネガティブに捉えがち」を挙げる。
また、「罪悪感はあるとは思うのだが、それを自分で自覚できないぐらい、罪を重ねてしまっているので、これ以上罪の意識を感じたくないというのはあると思う」と分析した。
これにたくやさんは、「一般論としてはそう。自分に自覚がないのもその通りだ」としつつ、「これは正論であり“建前”だ。それだけで片付かない心情や、世間のややこしさがあり、受け皿として“本音”がある。性的なものもそうかもしれないが、家庭や仕事のグチの受け皿にもなっている」と反応した。
月刊TENGA43号「ニッポン人の性癖」最前線によると、恋人や配偶者に性癖を伝えた経験があるのは、男性が27.8%、女性が33.6%。SNSでは「性癖って恋人や旦那に全部は言えない…」「性癖を伝えたら引かれる、変態に思われるかも」「食の好みは知っているのに性の好みは知らない」といった声がある。
児玉氏は「オープンに話し合えないのは、たぶん性だけではない。普段から相手に言いたいことを言えていないから、より秘めた世界である性の話題も話せなくなっているのではないか」と、問題の根源を指摘する。
一方、あおちゃんぺは、「未婚の裏垢同士がつながって、本音で話した後に交際して、強い絆が生まれる可能性もある。使い方だけ間違えなければ悪くないのでは」と、メリットにも目を向ける。これにたくやさんは「未婚同士が裏垢で出会って、結婚している例を何組も知っている」と明かしていた。(『ABEMA Prime』より)