清水の17歳MF土居佑至がデビュー弾!!3発圧勝でルヴァン杯2回戦へ!! J3相模原は筑波出身MF竹内崇人がプロ初弾も及ばず

[3.26 ルヴァン杯1回戦 相模原 1-3 清水 ギオンス]

 ルヴァンカップは26日、1回戦を各地で行い、清水エスパルス(J1)がSC相模原(J3)を3-1で破った。終盤には清水ユース新3年生の17歳MF土居佑至がトップチームデビュー戦で初ゴールを記録しての快勝劇。2回戦ではFC大阪対磐田の勝者と対戦する。

 ホームの相模原はJ3第6節・松本戦(●0-2)から中2日でのカップ戦。MF大迫塁、DF綿引康ら今季出番のなかった選手が中心に先発起用された。一方の清水もJ1第6節・京都戦(●1-2)から中9日だが、リーグ戦の中心選手は温存。ユース昇格1年目の18歳MF小竹知恩、大分から新加入の23歳MF弓場将輝らが起用された。

 清水は前半30分に先手を取った。右サイドで獲得したFKをMF中原輝がファーサイドに送り込み、DF住吉ジェラニレショーンがヘディングで折り返すと、ニアサイドでクリアを試みたDF中塩大貴に当たったボールがゴールイン。オウンゴールで均衡が破られた。

 後半は相模原もチャンスを作ったが、清水が選手交代もしながら勢いを失わず、後半38分に追加点。左サイドを突破したDF高木践が前に送ったボールをMF矢島慎也が浮かせ、エリア内にDF北爪健吾が飛び込むと、相手DFと競り合いながらも左足ボレーで突き刺した。

 さらに後半40分には北爪のスルーパスからFW北川航也が左サイドに流れ、ゴール前に優しいラストパスを送ると、ファーサイドから反応したのは土井。同27分から途中出場していた17歳は冷静に左足ダイレクトでゴールに押し込み、プロ初ゴールが勝負を決めるダメ押しゴールとなった。

 後半アディショナルタイム4分には相模原が意地を見せ、中盤でのデュエルを制した筑波大出身ルーキーのMF竹内崇人が右足ミドルシュートを突き刺し、1点を返したが、反撃はここまで。清水がJ1の貫禄を見せ、2回戦進出を決めた。

 試合後、トップチームデビュー戦で初ゴールを挙げた土居はフラッシュインタビューで「左からいいクロスが来たのでGKの位置を見て流し込むだけだった。北川選手という偉大な先輩からアシストしてもらって嬉しい」と喜びを口にしつつ、「もっともっと自分の足りないところがいっぱいあるので、プロの選手相手でも自分の武器を出せるように練習から頑張っていきたい」と決意を新たにしていた。●ルヴァン杯2025特集

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