川村被告、社会に出られる確率「ほぼないと思う」解剖医は「救急車を呼んでいたら助かった」(STVニュース北海道)
北海道江別市で、男子大学生が集団暴行をうけ死亡した事件の裁判員裁判で6月1日、大学生を司法解剖した医師が出廷し、金品を要求した後の暴行が「死に関わっていると考えられる」と証言しました。 自分は“3番目に悪い” 検察「無期懲役」求刑…被告の女は表情変えず 判決は25日 江別集団暴行死 強盗致死などの罪に問われているのは、川村葉音被告(21)と滝沢海裕被告(当時18)、少年(当時16)のあわせて3人です。 起訴状などによりますと3人は2024年10月、江別市の公園で長谷知哉さん(当時20)と交際していた八木原亜麻被告らと共謀し、長谷さんに暴行を加えて死亡させた上、現金やカードを奪うなどしたとされています。 3人はいずれも起訴内容を認めていて、量刑が最大の争点となっています。 6月1日の裁判員裁判では、被害者の長谷さんを解剖した医師が検察側の証人として出廷し、けがの状態などについて証言しました。
Q.死因の外傷性ショックとは? A.外傷によって全身に血液が送れなくなることで死に至る Q.どのくらいの血液を失うとそうなる? A.全身の20~30%程度 Q.最も出血が激しかったのはどこか A.頭部と顔面。皮膚の下には出血して血が厚みのある状態になっていた。血腫も見られた。 Q.くも膜下出血なども見られたというが、どのような状況で発生したのか A.頭部や顔面に強い打撃が加えられ、頭部が揺さぶられて血管が損傷したことで発生した。 Q.くも膜下出血は死因ではないのか?なぜか A.くも膜下出血自体は死に至らない。出血はあるものの、脳ヘルニアではなく、死因になるほどの出血ではなかった。 Q.何回くらい衝撃があったのか A.頭部と顔面の全体に出血があった。数十回以上は打撃が加えられたと考えられる Q.頭部や顔面の次に出血しているのはどこか A.背中。ほぼ全体が出血している。見えない部分では右腎臓の損傷と腰椎の骨折が認められた。腎臓は損傷して裂けていた。 Q.どんな暴行によってできた? A.腰の右を蹴られる、踏まれるなどでできたとみられる。 Q.胃の粘膜にも出血があった? A.暴行を受けたストレスの結果、胃の粘膜からも出血したとみられる。 Q.心臓はどうだったか A.心臓は健康そのものだったが、左心室に出血が見られた。血液が体からなくなっても心臓は動き続けるので、心臓の内側が擦れて出血が生じる。 (検察官が第一暴行時、第二暴行時、第三暴行時、検視時の被害者の画像・動画を証人に示す) ※第一暴行は金品要求前の暴行、第二・第三暴行は金品要求後の暴行 Q.第三暴行時の被害者が土下座をする動画をどう見ますか? A.座っている姿勢を維持できなくなってきていることや、やっと話している感じなので、脳に障害が生じていてもおかしくない。 Q.髪などを燃やされた際に、被害者が動いていない理由は? A.頭部や顔面の打撲で弱り、反応が鈍くなっていた可能性がある。 Q.第一暴行(金品を要求する前の暴行)で死亡する可能性はあるか A.ないと思います。第一暴行で死亡するような暴行を受けたら、第二・第三暴行は意識が無かったりする。(第二・第三暴行で撮影された動画での長谷さんの様子から)第一暴行の際に死ぬような外傷を受けていないと思う。