北海道で奇跡の大型サンマ 「10年ぶり」漁港は活気に沸く 初水揚げが2.6倍

 北海道では今年「奇跡のサンマ」と呼ばれるほど大型のサンマが次々と水揚げされ、例年にない豊漁です。

専門家「冷たい水が北海道に入ってきた」

 トラックに次々と運ばれる“秋の味覚”サンマ。北海道根室市の港は23日も活気づいていました。これまで不漁が続いていましたが、今年は一転。初めての水揚げでは173トンと去年の2.6倍の大漁でした。

漁業関係者「比較的に今年多いのかな。やっぱり期待はありますね」

 さらに注目されているのが、その大きさです。

仙台水産 本郷淳部長「約10年ぶりに入った大きなサンマ。『奇跡のサンマ』と言えるくらい大きいサイズのサンマが入った」

 例年よりも大ぶりで脂が乗っている今年のサンマ。北海道の海で何が起こっているのでしょうか?

 日本近海の海面水温の変化と、海流の様子が分かる地図を見ると、太平洋側の暖かい海流部分が黒潮、北から冷たい海水を運んでいる青い部分が親潮です。

 今年は北海道の根室近海に、例年より水温の低いエリアがあることが分かります。

三重大学 地球環境学立花義裕教授「冷たい水が北海道に入ってきたので、冷たい水温をサンマは好むので、サンマの取れ高が上がってきたと思います」

(「グッド!モーニング」2025年8月25日放送分より)

関連記事: