UAE、AIチップ確保で「具体的な進展」-米に1.4兆ドル投資表明後
Mark Bergen、Omar El Chmouri
- 米が輸出規制課す最先端チップへのアクセス巡り楽観的な見方示す
- UAEは米テクノロジー・エネルギー業界への投資を強化
アラブ首長国連邦(UAE)は、米国が輸出規制を課す最先端チップへのアクセス確保を巡り楽観的な見方を示している。UAEは先に米国との関係強化のため、1兆4000億ドル(約197兆円)規模の対米投資を表明していた。
UAEを代表する人工知能(AI)企業G42の最高経営責任者(CEO)、ペン・シャオ氏は、UAEが米国から先進的な半導体を確保する上で、「非常に良好かつ具体的な進展」が見られると指摘した。
UAEは、AI分野での強国を目指し重要なチップへのアクセスを得るため、米国のテクノロジー・エネルギー業界への投資を強化している。
ホワイトハウスは先月、UAEが向こう10年間で1兆4000億ドルを米国に投資すると明らかにした。これに先立ち、トランプ大統領とUAE王族のシェイク・タフヌーン・ビン・ザーイド・アル・ナヒヤーン氏が会談していた。シェイク・タフヌーン氏はG42を含む1兆5000億ドル規模の資産を監督し、UAEの国家安全保障顧問も務めている。
事情に詳しい複数の関係者が会談に先立ち明かしたところによれば、同氏はチップへのアクセス緩和を求めるとともに、米国に構築するテクノロジーインフラの計画を示す意向だった。
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