トランプ氏、8月8日までのウクライナ和平合意望む 米代表が安保理で表明
トランプ米大統領は8月8日までにロシア・ウクライナ戦争を終結させる合意を望んでいると明確に示した。スコットランド・ターンベリーで28日撮影(2025年 ロイター/Britain. Christopher Furlong/Pool via REUTERS)
[国連 31日 ロイター] - トランプ米大統領は8月8日までにロシア・ウクライナ戦争を終結させる合意を望んでいると明確に示した。米国の上級外交官ジョン・ケリー氏が31日、国連安全保障理事会で明らかにした。
ケリー氏は「ロシアとウクライナは停戦と持続可能な和平について交渉しなければならない。合意を結ぶときが来た」とし、トランプ大統領は8月8日までの実現が必要との考えを明確に示したと述べた。
その上で「米国には和平を確保するために追加的な措置を講じる用意がある」と語った。
ロシアのポリャンスキー国連次席大使は、イスタンブールでロシア・ウクライナ協議を継続する意向を示した上で、「和平協議にもかかわらず、西側諸国では戦争支持派が依然存在し、ロシアを批判し圧力をかけることが外交という見方を引き継続き耳にする」と主張した。
これに対し、ウクライナのハヨビシン国連次席大使は、ロシアに対し「結束、決意、行動」で立ち向かう必要があるとし、完全かつ即時の無条件停戦が不可欠と改めて訴えた。
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