Snow Man宮舘涼太、映画「火喰鳥を、喰う」で怪しく危険な男に 水上恒司・山下美月と共演

宮舘涼太Snow Man)が、水上恒司が主演、山下美月がヒロインを務めるミステリーホラー映画「火喰鳥を、喰う」に出演したとわかった。物語のキーパーソン役を担い、映画単独初出演を果たす。

原浩の小説を「映画 少年たち」「居眠り磐音」の本木克英が実写映画化した同作は、ある日、主人公・久喜雄司のもとに、祖父の兄でかつて戦死したはずの貞市が生への執着を記した日記「火喰鳥、喰いたい」が届くことから始まる。そして雄司と妻の夕里子の周囲では、この日記を読んだ日を境に、不可解な出来事が頻発していく。

宮舘が演じるのは、どこか怪しく危険な空気をまとうミステリアスな男・北斗総一郎。怪異現象に造詣が深い彼は、大学時代の後輩である夕里子からの依頼を受け、不可解な現象の解明に乗り出す。夕里子に異様な執着を見せ、味方か敵かわからないまま、雄司と夕里子、そして周囲の人々を言葉で翻弄するキャラクターだ。

プロデューサーの横山和宏は「宮舘さんが時代劇や舞台等で培われたお芝居とともに、ご自身が持つ高潔で情熱的な一面がそのキャラクター像に繋がるのではと思い、今回オファー致しました」「宮舘さんの存在感は際立っており、彼以外に北斗役は考えられません」と起用理由を明かす。本木は「怪しげな言説を相手に信じさせる説得力とカリスマ性が求められる役柄を、宮舘さんは高い意識で体現してくれました。先の見えない物語の水先案内人としても、映画を見事に牽引していると思います」と宮舘の演技を称賛した。

同作の撮影は2024年に行われた。宮舘本人は「みなさんに助けていただきながら北斗というキャラクターを演じ切ることができたかと思います」と振り返る。水上は「舘さんのご経歴というか、お立場の方が、僕らの前で『悩んでいる』っていうことを包み隠さずにちゃんと明かしてくださっていたので、その姿はやっぱり僕は信用できるなと思いました」、山下は「根がすごく明るくて、みんなを和ます力を持っているからこそ、あの北斗の独特な空気感を自ら考えて作り出していらっしゃるところがすごく面白くて、ずっとお芝居を観ていたいなと思えるような方でした」と共演時を回想した。

「火喰鳥を、喰う」は10月3日より全国ロードショー。

宮舘涼太 コメント

撮影を終えた心境

本読みの時はキャストの皆さんも初対面の方々ばかりだったので、北斗という役をアピールするためにも準備をしていたのですが、(実際に本読みに臨むと)僕の予想を遥かに超えていて。北斗は役柄としても説得力や本編を引っ張っていく重要な役だと自覚していたので、“これはちょっと頑張らないとな”と感じました。実際に現場でお芝居をしてみると、皆さんと話し合いながら作り上げていくという過程が、今回とても大きかったなと思いました。みなさんに助けていただきながら北斗というキャラクターを演じ切ることができたかと思います。

本木組について

大変ありがたいことに、本木監督とご一緒させていただくのは今回で(「映画 少年たち」以来)2回目で、本読みの前の段階からお会いさせていただきました。“北斗ってこういうことだよね”とか、監督が思う北斗像というものを一からお話しさせていただきながら、ともに北斗というキャラクターを作り上げていった感じはありました。監督の中でのビジョンがすごくはっきりされているので、僕が持っていた北斗像と監督が思い描く北斗像が、劇場ではリンクして映っているんじゃないかなと思います。

映画の完成について楽しみにしていること、期待していること

Snow Manというグループに所属しているのですが、単独での映画出演は今回が初めてです。こんなに長台詞を言うのは今まで経験をしたことがなかったですし、(劇中では)特殊メイクもさせていただいて…。エンターテインメントを届ける身としましては、宮舘涼太としても(これまでとは)違ったジャンルですし、新たな一歩を踏み出せたというのもこの作品のおかげだと思っています。この作品に巡り会えたことも自分としてはありがたいことですし、どんな映像に仕上がっているのかということもすごく楽しみです。

横山和宏(プロデューサー)コメント

ヒロイン・夕里子の旧知の間柄で怪異現象への造詣が深い人物で、無遠慮なほどの夕里子への執着とともに非現実的なことを理屈付けする山師的な怪しさを併せ持っています。宮舘さんが時代劇や舞台等で培われたお芝居とともに、ご自身が持つ高潔で情熱的な一面がそのキャラクター像に繋がるのではと思い、今回オファー致しました。

主人公・雄司役の水上さんと夕里子役の山下さんとの三角関係を構築する役の上でも、宮舘さんの存在感は際立っており、彼以外に北斗役は考えられません。


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