米国株式市場=反落、ダウ349ドル安 エヌビディア決算や米金利見通しが焦点

米国株式市場は反落して取引を終えた。ニューヨーク証券取引所(NYSE)で15日撮影(2025年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 25日 ロイター] - 米国株式市場は反落して取引を終えた。先週末22日にはダウ工業株30種(.DJI), opens new tabが過去最高値を更新しており、この日は米金利見通しや週内に控える半導体大手エヌビディアの決算が意識された。

米国株は22日、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が9月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げに着手する可能性を示唆したことを受けて大幅高となった。

ロングボウ・アセット・マネジメントのジェイク・ダラーハイド最高経営責任者(CEO)は「市場はジャクソンホール会議後の二日酔いの状態だ」とし、「投資家は一息ついているようだ」と述べた。

今週は29日にFRBがインフレ指標として重視する個人消費支出(PCE)価格指数、来週には雇用統計が発表される。パウエル議長は利下げを慎重に進めるとも発言しており、これらの経済指標が特に重要となる。

エヌビディア(NVDA.O), opens new tabは27日の決算発表を前に1%上昇。同社の決算は活況を呈するAI(人工知能)トレードの重要な試金石として、今週最大の注目材料の一つとなる。
飲料大手キューリグ・ドクター・ペッパー(KDP.O), opens new tabは11.5%急落。オランダのコーヒー大手JDEピーツ(JDEP.AS), opens new tabを現金184億ドルで買収すると発表した。
家具販売のRH(RH.N), opens new tabとウェイフェア(W.N), opens new tabもそれぞれ5%超下落。トランプ米大統領が22日、輸入家具に対する関税調査を実施すると発表したことを嫌気した。 もっと見る
半導体大手インテル(INTC.O), opens new tabは1%安。トランプ大統領は政府が同社の株式10%を取得すると明らかにしたほか、他社と同様の取引を行うことにも意欲を示した。 もっと見る

米取引所の合算出来高は142億株。直近20営業日の平均は171億株。

S&P500(.AD.SPX), opens new tabは値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を4.0対1の比率で上回った。

LSEGデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります ※米国株式市場

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