米国株式市場=大幅上昇、ナスダック約4%高 中東の緊張緩和期待で
米ニューヨーク証券取引所のフロアで24日撮影。REUTERS/Jeenah Moon
[31日 ロイター] - 米国株式市場は、中東における緊張緩和への期待を追い風に、大幅高で取引を終えた。
トランプ米大統領が、原油輸送の要衝ホルムズ海峡がほぼ閉鎖されたままでもイランに対する軍事作戦を終了する用意があると側近に伝えたとの米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の30日の報道を受け、主要株価3指数が上昇した。
ヘグセス米国防長官は31日、イランとの戦争で向こう数日間が決定的な局面になるとの考えを示し、同国が合意に至らなければ紛争は激化すると警告した。
USバンク・ウェルス・マネジメントのシニア投資ディレクター、ビル・ノーシー氏は「きょうは早期の出口、あるいは敵対行為の停止に関する憶測が見られる」とし、「詳細は不明だが、市場はホルムズ海峡のエネルギー輸送がより正常化する可能性を示す兆候を常に探っている」と述べた。
燃料価格の高騰がモノやサービスの需要を圧迫し、米連邦準備理事会(FRB)がインフレ抑制に向けて利上げを迫られるとの懸念を背景に、S&P総合500種とダウ工業株30種は四半期として2022年以来の大幅な下落率を記録した。
フィラデルフィア半導体指数は6.2%高とほぼ1年ぶりの大幅な上昇率となった。
S&P500とダウ、ナスダック総合は、米中の関税一時休戦に市場が反応した2025年5月以来最大の上昇率を記録した。
第1・四半期はS&P500が4.6%、ナスダックが7.1%、それぞれ下落。ダウは3.6%安となった。
個別銘柄ではコアウィーブ(CRWV.O), opens new tabが12%急伸。人工知能(AI)インフラ拡張に向けて85億ドルの融資を確保した。半導体のマーベル・テクノロジー(MRVL.O), opens new tabも、エヌビディアによる20億ドルの投資を受けて約12%高となった。
英日用品大手ユニリーバ(ULVR.L), opens new tabは食品事業を分離し、スパイスメーカー大手マコーミック(MKC.N), opens new tabと統合することで合意した。マコーミックは6.1%安。
コンステレーション・エナジー(CEG.O), opens new tabは6.5%下落。今年の利益見通しが市場予想を下回ったことを嫌気した。
S&P500(.AD.SPX), opens new tabでは値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を5.2対1の比率で上回った。
米取引所の合算出来高は224億株。直近20営業日の平均は203億株。
LSEGデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります ※米国株式市場
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