もはやMOFT最高傑作──iPadの作業がさらに快適になった!(ライフハッカー・ジャパン)
手間やコスト、リソースは控えめに。それでいて最大の効率を…。ビジネスシーンでは常に求められている「答え」ですが、それは言うが易し行うが難し。目指すべきではありつつも、そう簡単には成せませんよね。それはツール選びでも同じこと。 【全画像をみる】もはやMOFT最高傑作──iPadの作業がさらに快適になった! たとえばiPadをビジネスツールに利用している人は少なくないと思いますが、用途によって快適な使い方、スタイルは異なります。高さ・角度だけでも、それぞれのニーズに広く応えられるアクセサリはなかなか存在せず、使い分けが必要でした。 それを解決しそうなプロダクトに出会ったので紹介します。 MOFTの新モデル、iPad用の「MOFTダイナミックフォリオ」。今回メーカーからのサンプルを送ってもらえたので、実際に仕事や日常の中で使い勝手を試してみました。 【「MOFT ダイナミックフォリオ」はこんな人にオススメ】 用途ごとにiPadの利用スタイルが異なる iPadを保護しつつスタンド機能を便利にしたい ノートPCといっしょにiPadを運用したい
まず、これがどんなものか? はこのGIFが一番早く伝わると思います。そう、たった1枚のカバー機能付きケースでありながら、さまざまなスタンドへと変形するのです。 今回、あまたの変形スタイルを一通り試しました。結論としては、全てを必要としている人は、おそらく少ないと思います。しかし、これまでのカバー単体やスタンド単体では、とうていできなかった形状があり、それらがiPad+αの運用の効率化へつながる確かな手応えを感じました。
ここからは特に気に入ったMOFT ダイナミックフォリオならではのiPad活用を紹介していこうと思います。まず、最も感動したのが、このデュアルスクリーンモード。 iPadを下に置き、上にはiPhoneを設置できるという、これまでのiPadカバー・スタンドにはなかったアイデアですね。 当初奇抜さ一本で、実用性はどうだろう? と疑問視していたのですが、万能ではないものの、輝くシーンも体験できました。 たとえば、iPadでの動画編集では、動画を編集・映像をモニタリングしつつ台本も表示したいのですが、この時アプリ画面を分割すると編集アプリが小さくなって使い勝手がイマイチ…。しかし、MOFTを使えばiPhoneを別画面として上に置くことでスマートに達成できます。 また、ビデオ通話をしながらiPadでメモを取るといった時もこのモードは優秀ですね。これまで余らせていたiPhoneに仕事を与えつつ、機能を分けられるのは快適さと生産性アップにつながると感じました。 限られた手札で、マルチタスク作業をより効率よく進めたい。といったニーズにはかなり有効なスタイルだと思います。
Page 2
目からウロコだったのが、この60度フローティングモード。 ちょっと高くなるだけで、見方はそう変わらないだろう? と思っていたのですが、これが大違い。一般的なスタンドカバーと比べると画面の高さがスマホの横幅ほど高くなり、60度の絶妙な角度のお陰で、デスクに座った時に画面までの距離が近く、かなり見やすくなりました。 この際、キックスタンドを装着したMacBook Airの画面の高さとほぼ同じ高さで揃ってくれたため、視線移動も最小限へ。iPadのサブディスプレイ機能「SideCar」を使って、MacBookのサブモニターとして利用する時の快適さが違います。 同様な環境でiPadをサブモニタ化している方はぜひ試してほしいですね。ちょっと高くなるだけ、いいカンジの角度になるだけ。しかし、その効果は絶大です。
このMOFTダイナミックフォリオ、もうひとつユニークな特徴として「縦置き」が可能なところ。 これまで利用してたスタンドカバーでは、横置きが基本。縦置きをすることは一度もなかったのですが、縦置きを試してみたら実は快適だった。といった実感がありました。 代表的なところでは、ワード文書やWebページ、SNSの画面など。これら縦画面が基本のアプリは縦置きの方が表示できる情報量が多くなります。また、作業中に「ながら」でライブ配信を流しておく時にも、動画プレーヤー画面+コメントを同時に見ようと思うと、この縦置きのほうが快適です。 これら、ながら作業や常に特定のアプリの画面をPCのそばに出しておきたい。といった作業環境を求める人は、一度試した方がいい運用だと思います。
PDFに注釈を入れる、会議中にiPadでメモを取る、グラフィック編集をペンで行うといった、手書きが多い人は、このモードがおすすめです。 台座に置くように、iPadをやや浮かせた状態で30度の角度を持たせられるので、手に負担がかからない自然な角度で快適にペンを走らせることができました。 しかも、折り紙のような立体構造で支えているだけなのに、線と面がくみあわさり、しっかりと荷重を支えてくれています。横から見ると華奢ですが、実はちょっと押したぐらいではびくともしないのです。 ケースを変えずに、専用の置き場もスタンドも用意せずに。こうして折り方を変えるだけで、ツールやシーンに合わせたスタイルへ一瞬へと変化してくれる、この柔軟さは本当に驚きです…。
Page 3
こうして、さまざまなスタイルに対応できるMOFTダイナミックフォリオ。 冒頭で言ったように、人によっては正直使わないスタイルもあると思いますし、実際私も使わないスタイルがあります。 しかし、確実に便利になるスタイルがあったのもまた事実。 そして素晴らしいのが、それらをすべてひとつのカバーで完結できるシンプルさです。この折り紙的な構造は多機能でありつつも、デザイン自体はシンプルでかさばりませんし、持ち運び時にもしっかりカバーしてくれます。 そうして荷物の容量は増やさずに、フットワークは軽いままで、iPadの「こう使えたら便利」をどこでも実現できるようになったのが、大きくポジティブな変化でした。 もし、「iPadでの作業をより効率よく行いたい」と願うのであれば、キーボードやトラックパッド付きケースと並んで、MOFTダイナミックフォリオは選択肢から外さないほうが良いと思います。 一言でいえば、最小構成で、最大効率。唯一無二のカバーです。 小暮ひさのり フリーライター/ハウスクリーニングアドバイザー 書籍の編集プロダクションを経て独立。PC誌やWEB媒体(ギズモード・ジャパン/ Yahoo!ニュース エキスパート)へ寄稿・動画投稿しているテクニカルライター。特技はお掃除でハウスクリーニングアドバイザーの資格も所有。|X 今日のライフハックツールをもっと見る>> ──2025年5月1日の記事を編集のうえ、再掲載しています。 執筆・撮影:小暮ひさのり Source: Amazon.co.jp, MOFT
ライフハッカー・ジャパン編集部