『遺体なき死体遺棄事件』妻の遺体を遺棄した疑いで夫を逮捕 遺体は見つからず「死体を袋に入れ車で運んだ」共犯とみられる男はすでに死亡

妻の遺体を遺棄した疑いで無職の男が逮捕された。

遺体は見つかっていないが、警察は殺人の疑いも視野に捜査する方針だ。

■【動画で見る】『遺体なき死体遺棄事件』妻の遺体遺棄した疑いで無職の男逮捕「1回暴れ出したら止まらない」と知人

■「男女の争う声」通報受け警察が出動　妻にあうことはできず

死体遺棄の疑いで逮捕されたのは、無職・黒木佳史容疑者（35）だ。

黒木容疑者は30代の男とともに2024年6月、大阪市中央区の自宅から妻のいずみさん（当時52）の遺体を岡山県内または周辺まで車で運んで隠し、遺棄した疑いが持たれている。

警察によると、2024年5月末、「男女の争う声が聞こえる」という通報を受けて、警察が自宅を訪ねたものの、いずみさんと会うことはできず、その後、6月に家族から行方不明届が出された。

黒木容疑者を知る人は…。

黒木容疑者の知人：18歳～20歳ぐらいの間は、ちょっとおかしいかなという感じでした。1回暴れ出したら止まらない感じでした。

■遺体が見つからない中、警察が逮捕に踏み切る

その後の捜査で、車に“遺体と考えて矛盾のないような大きさの荷物”を2人で積み込んでいる状況がカメラに映っていたことなどから、警察は遺体が見つからない中での逮捕に踏み切った。

一方、30代の男は、「黒木容疑者と死体を袋に入れて岡山まで車で運んだ。死体はダムに捨てた」と知人に漏らしていたことが分かっているが、すでに自殺しているということだ。

調べに対し黒木容疑者は「今は何も言えません」と話していて、警察は「遺体なき死体遺棄事件として、殺人の疑いも視野に捜査する」としている。

（関西テレビ 2025年2月10日）