【悪夢かよ】上信越自動車道「横川SA」は軽井沢リゾートを感じさせる大人のサービスエリアらしい → まさかの展開に震えた
上信越自動車道の「横川サービスエリア(下り)」は軽井沢リゾートを感じさせる少し大人のサービスエリアである。ヨーロピアンスタイルの外観と、碓氷峠(うすいとうげ)のレンガ造りをイメージした内観などが特徴的だ。
そんなわけで先日、軽井沢に向かう道中で横川SAに休憩がてら立ち寄ってみることに。たしかに外観は “軽井沢感” あふれる爽やかなサービスエリアだったが、店内は……かなりヤバいことになっていた。
・横川サービスエリア
横川サービスエリアがあるのは群馬県安中市。安中(あんなか)市といえば、碓氷峠の鉄道遺産や磯部温泉などが有名。磯部温泉は「温泉マーク」の発祥地だったりする。
それはさておき、軽井沢の爽やかな風を浴びるつもりでサービスエリアに立ち寄ったら……
まさかのだるま、だるま、だるまの嵐……まだバリバリ群馬だったらしい。
・だるまの嵐
調べたところ、横川サービスエリアの上りは「峠の釜飯」で知られる荻野屋、下りは「だるま弁当」が有名な高崎弁当と、どちらも駅弁屋が運営するSAのようだ。
もちろん群馬といえば「だるま」が有名。とくに高崎は日本一のだるまの生産地だ。すぐそこが軽井沢とはいえ、圧倒的な「だるま軍団」を目の当たりにすると「軽井沢はまだ先か」「もしかしたら群馬から出られないかも……」と少し不安になる。
売店ではやはり「だるま関連グッズ」が山ほど売っていて、ラインアップを一部紹介すると、開運だるま、だるままんじゅう、だるま手拭い、だるまキーホルダーなど、だるま好きにはたまらない……一言でいえば、だるま専門店である。
・気分転換したい
気を取り直してサービスエリアらしいことをしようと思い、パン屋に向かった。サービスエリアといえば、海老名のメロンパンを筆頭に軽食にもお土産にもなるパン屋が人気だ。軽井沢の爽やかな風を浴びるならパン屋しかない。
…………
嘘だろおい。
・衝撃
またしても、だるま……だるまの勢力がえげつないことになっている。まさかパン屋にもいるとは。いくらなんでも群馬過ぎるだろ。軽井沢が遠すぎる。
パンの名前は「だるまちゃん(230円)」らしい。横川SA下り限定のオリジナルパンで、国産ふじりんごの果肉入りピューレジャムと、カスタードクリームを包んだ人気商品だそうだ。
見た目はさておき、美味しそうである。1つ買って食べてみると……
超ふわっふわ。力強いだるまのイメージからかけ離れた食感だ。そんでもって、甘酸っぱいりんごの風味とカスタードクリームの組み合わせは文句なし。
だるまちゃんの優しい甘さで運転疲れも癒された。なんというか、アンパンマン的な要素があるのかもしれない。だるまちゃんも自分を食べさせて皆に元気を分け与えるスーパーヒーローだった。ありがとう、だるまちゃん。
まとめると、軽井沢の玄関口・横川SA(下り)で、だるまのヒーローと出会って疲れを癒してもらった。だるま好きの聖地と言っても過言ではないので、だるまが好きな方や疲れを癒したい方は立ち寄ってみるといいかもしれない。それではまた!
・今回ご紹介した施設の詳細データ
名称:横川サービスエリア(下り) 住所:群馬県安中市松井田町横川字大林950番地2
執筆:砂子間正貫 Photo:RocketNews24.