ウクライナ鉱物資源協定、24日にも署名 トランプ米大統領が示唆

 4月17日、トランプ米大統領は、米国が来週24日に新たな鉱物資源協定に署名すると言明した。写真は2月28日、ホワイトハウスで撮影(2025年 ロイター/Brian Snyder)

[キーウ/ワシントン 17日 ロイター] - ウクライナ政府は17日、米国との間で鉱物資源開発に関する覚書に署名したと発表した。トランプ米大統領は24日にも協定に署名する可能性があるとの見通しを示した。

ウクライナのスビリデンコ第1副首相兼経済相は「米国と覚書に署名したことを喜ばしく思う。これは経済連携協定とウクライナ復興投資基金の設立への道を開くものだ」とソーシャルメディアに投稿した。

トランプ氏はホワイトハウスで記者団に対し、「鉱物資源に関する合意があり、24日に署名が行われる見込みだ」と語った。

大統領執務室でトランプ氏の隣に座ったベッセント財務長官は、「詳細についてはまだ作業中だ」と述べ、署名は25日になる可能性があるとの認識を示した。

ベッセント氏は「実質的には以前合意していた内容だ」と述べ、「約80ページの合意文書に署名する予定だ」と説明した。

ウクライナのゼレンスキー大統領はキーウで記者団に、「これは覚書だ。われわれは前向きで建設的な意図を持っている」と語った。

包括的な合意にはウクライナ議会での批准が必要となるが、その前に覚書に署名する提案が米国側からあったと述べた。

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