トランプ氏、イランに核開発停止を要求 軍事力行使を改めて示唆

 4月9日、トランプ米大統領は、イランが核開発計画の停止に同意しなければ、軍事力を行使する可能性があると改めて警告した。写真は、イランの核開発成果展を訪れたペゼシュキアン大統領。4月9日、テヘランで撮影。WANA提供(2025年 ロイター)

[ワシントン 9日 ロイター] - トランプ米大統領は9日、イランが核開発計画の停止に同意しなければ、軍事力を行使する可能性があると改めて警告した。軍事作戦を行う場合はイスラエルが主導的な役割を担うとの認識を示した。

ホワイトハウスで記者団に「多くを求めているわけではないが、(イランが)核兵器を持つことはできない」と述べた。

「軍事力が必要となれば行使する。当然イスラエルが主導的な役割を果たすだろう。われわれは誰からも指図は受けない。やりたいようにやる」と語った。

軍事行動の開始時期については「具体的なことは言いたくない」と述べ、明言を避けた。「交渉を始めれば、順調に進んでいるかどうか分かるはずだ。うまくいっていないと判断した段階で結論を出すことになるだろう」と説明した。

トランプ氏は7日、米国とイランが核計画に関して直接協議を開始すると発表し、協議が決裂すればイランは「大きな危機」に直面すると警告している。

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