エアバス機不具合、ＣＥＯが謝罪 世界の航空会社に影響
欧州航空機大手エアバスの主力機「Ａ３２０」シリーズの不具合を受けて各国で欠航などの影響が出る中、航空各社は２９日、ソフトウエアの改修など対応に追われた。インド・デリーの空港で撮影（２０２５年 ロイター／Bhawika Chhabra）
［東京／ニューデリー／パリ ２９日 ロイター］ - 欧州航空機大手エアバス(AIR.PA), opens new tabの主力機「Ａ３２０」シリーズの不具合を受けて各国で欠航などの影響が出る中、航空各社は２９日、ソフトウエアの改修など対応に追われた。
世界で約６０００機が対象で、運航中のＡ３２０シリーズの半数超に及ぶ。
各国規制当局が航空会社に対し、運航再開前に不具合に対応するよう命じる中、各社は夜通しで作業を実施。アメリカン航空(AAL.O), opens new tabやエア・インディア、デルタ航空(DAL.N), opens new tabなどは２９日に改修が完了もしくはほぼ完了したと発表した。
感謝祭の休暇明けに需要が急増する米国では、ダフィー運輸長官が、影響を受けた米航空会社は「大きな進捗を報告しており、３０日深夜の作業完了期限に間に合う見込みだ」と述べた。
こうした中、エアバスのギヨム・フォーリ最高経営責任者（ＣＥＯ）は「影響を受けている航空会社と乗客に心からおわびする」と謝罪した。
航空会社は対象の機体の機首角度を決定するコンピューターのソフトを以前のバージョンに戻す必要があり、旧型機など一部ではハードウエアも交換する必要がある。業界筋によると、エアバスは当初、ハードウエア交換が必要な機体数を１０００機と見積もっていたが、これより少なくなる見通しという。
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Abhijith is the India Aviation correspondent for Reuters. Based in Delhi, he covers Indian airlines and the operations of aerospace manufacturers in India. In 2020, he was part of the team that won the Reuters Journalist of the Year award under the speed category.
