トヨタが「bZウッドランド」公開! スバルが作る!? 日本でも売る!? オフロード上等の電動SUV!!!

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 トヨタが海外でバンバンEVを発表している。今回北米で発表されたのは「bZウッドランド」というbZ4Xのロングボディ仕様。なんとスバルの矢島工場で作られるというのだが、いったいどういうこと?

文:ベストカーWeb編集部/写真:トヨタ、スバル

【画像ギャラリー】ワゴン車なみの収納力! bZウッドランドの細部をじっくり見て!(12枚)

突如発表されたトヨタbZウッドランド。bZ4Xのロングボディ版!?

 5月15日、北米トヨタが「bZウッドランド」という新型BEVを発表した。フロントマスクは発売済みのbZ4X(※マイナーチェンジに伴い車名を「bZ」に改名予定)と似ているが、ボディを6インチ(約15cm)伸ばし、ボディ後端の高さを1インチ(約2.5cm)高めて、荷物の積載容量を増やしている。

 このあたりのアレンジは、アメリカにおける「よりたくさん荷物を積みたい」というニーズに対応したものと思われるが、ウッドランドというサブネームからも分かる通り非舗装路での走破性も高めた点が魅力。

 具体的には車高を8.3インチ(約21cm)まで高めてロードクリアランスを確保した。さらに3500ポンド(約1590kg)という強力な牽引能力も身に着け、オプションでオールテレーンタイヤもチョイスできるようだ。もちろんAWDも選べる。

 BEV性能だが、基本的には改良版bZのロングレンジ版に準じると考えられる。前後に2基のeアクスルを積んだAWDでバッテリー容量は74.7kWh、システム最高出力はbZよりパワーアップされて375psとなる模様。航続距離は260マイル(約425km)で、AWDにはX-MODEと呼ぶオフロード用走行モードも備える。

bZウッドランドの兄弟車「スバル トレイルシーカー」。ウッドランドとともに群馬の矢島工場で作られる!

 さて、クルマ好きならお気づきかもしれないが、このクルマによく似たモデルがある。スバルが一足先に発表した「トレイルシーカー」だ。bZウッドランドは、このトレイルシーカーのトヨタ版とみていいだろう。

 その証拠に、bZウッドランドの生産はスバルが手がける。場所は群馬の矢島工場。ソルテラがトヨタの元町工場で作られてきたことを考えると、スバルファンには感無量だろう。ちなみにbZウッドランド/トレイルシーカーのプラットフォームは、トヨタが手がけたe-TNGAだ。

 とはいえ、現状の為替相場とトランプ関税を考えると、日本生産には不安も残るはず。将来的にはスバル唯一の海外工場である北米SIA(スバル・インディアナ・オートモーティブ)の生産キャパシティを強化し、北米生産に移行することも検討するのかもしれない。

 最後に気になるニュース。このbZウッドランド、日本でも「bZ4Xツーリング」として発売されるという情報があるのだ。現行のbZ4Xがなかなか存在感を打ち出せないなか、収納力やオフロード性能を高めたSUVは援護射撃として適切なはす。bZ4X自体の進化もあいまって、日本のEV市場にとっては明るいニュースといえよう。

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