ロシア、北朝鮮製ミサイルでキーウ攻撃=ウクライナ軍情報筋

ウクライナの首都キーウがロシア軍によるとみられる夜間攻撃を受け、少なくとも8人が死亡した。24日撮影(2025年 ロイター/Alina Smutko)

[24日 ロイター] - ウクライナの首都キーウがロシア軍によるとみられる夜間攻撃を受け、少なくとも8人が死亡した。ウクライナ軍の情報筋は24日、ロイターに対し、この攻撃に北朝鮮製の弾道ミサイル「KN―23」(KN―23A)が使われたと述べた。

この攻撃では、キーウ中心部の西に位置するスビャトシンスキー地区の住宅の建物が被害を受けた。現場の当局者は、朝の時点で10人程度が行方不明で、がれきに埋もれている人がいる恐れがあると述べた。 もっと見る

ロシアはこの攻撃に関して直接コメントしていない。ロシア大統領府は「軍や軍関連」を攻撃の標的としていると説明している。ロシアと北朝鮮はいずれも、国連の禁止措置違反となる武器の移転を否定している。

ロシアと北朝鮮の軍事協力関係は、2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻後、急速に拡大した。ウクライナ軍情報機関によると、25年初めまでに北朝鮮はロシアに計148発の弾道ミサイル「KN―23」と「KN―24」を供給した。

関係筋によると、「KN―23」(KN―23A)は最大1トンの弾頭を搭載でき、ロシアの同等ミサイルよりも威力が高いという。

ウクライナ政府によると、使用された弾道ミサイルは計7発で、「イスカンデルーM」/「KN―23」だとした。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

関連記事: