【速報中】なでしこジャパン、清家が先制ゴール 先発6人を入れ替えてブラジルと再戦

国際親善試合・第2戦（2日、ブラジル・サンパウロ）国際サッカー連盟（FIFA）ランキング5位の女子日本代表「なでしこジャパン」が、アウェーで同8位のブラジルに1－2で逆転負けした。後半開始直後にMF清家が先制点を挙げたものの、オウンゴールなどで2点を奪われた。1－3で敗れた第1戦から先発を6人入れ替えて臨んだ日本だったが、2連敗で今回のブラジル遠征を終えた。

日本は前半から積極的にプレスをかけ、8分、左サイドから内に切り込んだMF藤野がペナルティーエリア手前左から、右足でミドルシュート。GKの正面を突いた。

10分過ぎからはブラジルにボールを支配され、17分には右CKからゴール前中央でMFサンパイオに頭で合わせられるも、ゴール左にわずかに外れた。

ブラジルの攻撃をしのいだ日本が逆に攻勢を仕掛けた。28分、エリア手前で短くパスをつないでFW松窪が左足でシュートするも、ポスト右を直撃。直後にMF植木のスルーパスを受けたMF清家がドリブル突破し、エリア右から右足でシュートするも、GKに横っ跳びでセーブされた。

31分には決定的なシーンを作った。ロングボールから抜け出したMF清家が、エリア右に飛び出してきたGKをかわし、左足でシュートするもミートせず、ゴール右に外した。ゴールに流し込むだけという絶好機を逃し、先制点を奪うことができなかった。

その後は、互いに攻め手を欠き、0－0で折り返した。

日本が後半開始直後に先制した。1分、FW松窪とのワンツーでエリア左に抜け出したMF藤野が、右足アウトサイドで中央へ。MF清家がゴール前で右足で合わせ、ゴール中央に流し込んだ。

ただ、日本はオウンゴールで同点に追いつかれた。9分、左CKが中央に入るも、GK山下がキャッチできず、DF石川の右太ももに当たったボールがそのままゴールに吸い込まれた。

日本は13分、MF藤野の中央突破から、エリア右に走り込んだMF清家が縦パスを受けて右足でシュートするも、ポスト右に嫌われた。20分にはエリア手前中央から、途中出場のDF千葉（Eフランクフルト）が右足でミドルシュートするも、ゴール右にわずかに外れた。

日本はカウンター一本で勝ち越し点を許した。34分、日本の右CKをクリアされると一気に自陣に攻め込まれ、FWケロリンのスピードに乗った突破を止められず、最後はFWジョンソンに決められた。

その後、日本は好機を作れず、42分のMF植木（ウェストハム）のミドルシュートは枠外。同点に追いつくことはできず、そのまま1－2で敗れた。

【日本スタメン】

GK　山下杏也加（マンチェスターC）

DF　高橋はな（三菱重工浦和）

DF　古賀塔子（フェイエノールト）

DF　北川ひかる（ヘッケン）

DF　石川璃音（三菱重工浦和）

MF　清家貴子（ブライトン）

MF　三浦成美（スピリット）

MF　藤野あおば（マンチェスターC）

MF　籾木結花（レスター）

FW　田中美南（ロイヤルズ）

FW　松窪真心（カレッジ）