「観客席に『おぉ~』とどよめき」出雲駅伝7位でも密かに自信を高めた“あの名門大”…「誰? みたいな選手が強敵と同等に走れた」駒大の収穫とは
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鈴木は、関東インカレ5000mで13分56秒17(18位)で公式戦にデビュー。夏合宿では、藤田監督曰く「加減しながらも練習ができていた」という。状態が良く、スピードとラストのキレの良さをかんがみて、1区を任せた。 鈴木は、その期待に見事に応えた。「自分は、1区のレースが一番得意です。単独で走るよりは誰かについて走る方が好きなので、そういうことで言うと今後、1区を走る機会が増えてくるのかなと思います。今回、1区で区間賞を獲れたことはすごく自信になりました。でも、うぬぼれず、全日本も箱根も慎重に走り、チームの勝利に貢献したいです」 鈴木という強力な“香車”を手に入れたことは、非常に大きい。これまでの駒澤大は1区に苦心することが多かったからだ。1、2年時は得意の1区で走って力をつけ、いずれ箱根の往路区間を走れる選手になっていけば、駒澤大にとって強力な武器になる。
2区の上岡についても「上々の出来」と藤田監督はいう。
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その桑田は、悔しさを噛み締めていた。「前で引っ張った時、うしろに付かれたのはイヤでしたが、どこかで離れてくれると思っていたんです。でも、自分のペースが上がらなくて……。せっかく、鈴木と上岡が頑張って、その後も粘った駅伝が出来て、最後も4位まで上げられるなか、ラスト1kmで順大、帝京、中央に抜かれてしまった。スパートに対応できなくて、自分の弱いところが出てしまい、本当にもったいないレースをしてしまいました」 桑田と駅伝といえば、彼が1年時の第56回全日本大学駅伝が思い出される。 1区の島子公佑が14位と出遅れ、2区の桑田に期待がかかったが区間17位で大ブレーキとなり、レース後は涙にくれた。その際、「区間賞を獲れ」と、篠原倖太朗が7区区間賞でもらったトロフィーを桑田に渡した。桑田はそのトロフィーを今も持っている。「駅伝になるとなかなかうまくいかないことが多いんですが、全日本では区間賞を獲って、篠原さんにトロフィーを返さないと。どの区間になるか分からないですが、とにかくチャレンジして、出雲の分もしっかり走りたいと思います」
出雲では唯一の誤算となった桑田だが、全日本でハーフのタイム(60分13秒)どおりの力を発揮し、今回は腰痛で外れた谷中が戻ってくれば、2本の柱が成り立つ。駒澤大は、この2本が立ってこそ、目標順位への視界が晴れてくる。