『Nintendo Switch 2 のひみつ展』レビュー。最新機の本体には“ひみつ”と遊び心が満載で探求心を刺激されまくり。Joy-Con 2のマウス操作も非常に良好

 2025年6月5日にNintendo Switch 2(ニンテンドースイッチツー)本体と同時発売が予定されているダウンロードソフト『Nintendo Switch 2 のひみつ展』。事前にプレイする機会をいただけたので、プレイレビューをお届けする。
 本作は、Nintendo Switch 2に詰め込まれているさまざまな新機能や技術を体験できるダウンロード専用ソフト。体験方法はさまざまで、本体を模した会場を回って図や映像を見mるほか、ミニゲームやテックデモで実際に触れて楽しみながら知ることもできる。 なんといっても、巨大なNintendo Switch 2の上を探索しながら“ひみつ”を知れる設定がユニーク。7.9インチのタッチススクリーンの上をスケートリンクのようにツルツルすべったり、段差のある本体とJoy-Con 2の接続部分にはエレベーターで移動したりと、会場を回りたくなる遊び心も好印象だ。“ひみつ”の多さも相まって探求心が刺激された。
Nintendo Switch 2のディスプレイは、スケートのように滑れるほどなめらか。
会場を巡って発見した場所が、ファストトラベルの移動先になるのもグッド。
 多彩なミニゲームやテックデモを通して、特徴的な機能や要素を体験できるのも楽しい。プレイできた中でとくに印象的だったのは、Joy-Con 2のマウス操作でUFOのような自機を動かしてトゲを避け続けるミニゲーム“トゲトゲよけ”と、ゲーム機のいまと昔を比較できる“スーパーマリオ 1-1 4Kデモ”、そして“HD振動2”を体験できる“物理計算マラカスデモ”の3つ。 “トゲトゲよけ”は、マウスの操作性のよさが期待以上! 薄いJoy-Con 2の形状だと倒れてしまうのではないかと少し不安だったものの、机の上で直接操作したところ安定性は問題なし。ノートパソコンのクリックパッドをふだん使いしている筆者はひさしぶりのマウス操作だったにも関わらず、ハイスコアを達成できるほどスムーズに扱えた。
ミニゲームは簡単な操作でプレイできる。ハイスコアを目指してメダルを集める収集要素と相まって、つい夢中になってしまう。
 また、“スーパーマリオ 1-1 4Kデモ”は、『スーパーマリオブラザーズ』の1ピクセルを4Kの1ピクセルとして表示することで、いまの4Kがどれくらい広いのかを体験できるというもの。実際に『スーパーマリオブラザーズ』の1-1をプレイできるのだが、あまりにも小さいので、目が悪い筆者にはクリボーを倒すのも至難の業……。ひさしぶりのプレイでクリボーに返り討ちにされたのも、いい思い出に(苦笑)。
黒い部分がおおよそ4K(横3840ピクセル、縦2160ピクセル)なので、ファミコンの解像度(横256ピクセル、縦240ピクセル)をそのまま表示すると、こんなに小さくなってしまう。
1-1をゴールまでプレイしても、1画面に収まってしまうことにビックリ。条件を満たすと達成できるミッションのようなものも用意されており、何度もチャレンジするほど熱中。
 さらに“物理計算マラカスデモ”は、本体のコンピュータによる物理演算とJoy-Con 2に内蔵された“HD振動2”によって、マラカスを振ったときの振動を再現しており、マラカスの中身によってリアルに変わる振動に脱帽。
Joy-Con 2を振るだけでも楽しめる“物理計算マラカスデモ”。振動が心地いい。
 プレイは30分程度という限られた時間だったが、いつの間にか“ひみつ”の虜になっていた。40代のおじさんですら夢中なので、Nintendo Switch 2に興味津々の12歳の息子はどうなることやら。妻は渋い顔をするかもしれないが(苦笑)、息子といっしょにすべての“ひみつ”を解明したい。
  • タイトル:Nintendo Switch 2 のひみつ展
  • 発売日:2025年6月5日予定
  • 価格:990円[税込](※ダウンロード用ソフト )

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