【スターダム】中野たむが上谷沙弥にリベンジ成功 3・3後楽園で敗者退団マッチ要求「次で最後にしよう」
女子プロレス「スターダム」の前ワールド王者の中野たむが、現同王者・上谷沙弥(28)に雪辱を果たし敗者退団マッチを要求した。
24日の栃木・ライトキューブ宇都宮大会で、自身がリーダーを務める「コズミック・エンジェルズ(CA)」の玖麗さやかと組み、極悪軍団「H.A.T.E.(ヘイト)」の上谷&刀羅ナツコと対戦した。同試合でCAが負ければ玖麗のヘイト入りが確定。一方で勝利すれば、上谷がどんな願いも聞き入れるというスペシャルタッグマッチで激突した。
ゴングが鳴ると上谷からいきなり顔面に強烈なフロントキックを見舞われたが、中野もバックドロップで投げ飛ばし一歩も引かず。だが、ヘイト軍に場外戦を仕掛けられられると流れを奪われ、一気にピンチに追い込まれてしまった。
7分過ぎ、上谷と再び対峙した中野は激しいエルボー合戦を展開。上谷のスワンダイブ式ボディープレスを蹴りで迎撃し猛攻撃を始めた。だが、玖麗が上谷を狙い放ったミサイルキックを中野がまさかの誤爆。流れを奪われた中野は上谷にスタークラッシャーを決められ大の字になってしまった。
だが、ここで玖麗が上谷にスピアーを炸裂し、刀羅にボディースラムを敢行。ヘイト軍を蹴散らすと最後は中野が上谷に滞空式バイオレットスクリュードライバー(変型ファルコンアロー)を決め、3カウントを奪った。
上谷沙弥(左)から3カウントを奪った中野たむ
試合後、マイクを持った玖麗は「上谷さん、私はあなたのやり方が大嫌いです! だから今の上谷さんにはついていきたいとは思わないし、ついていかない。私は対角であなたのことを絶対に倒します」と宣言。
昨年末の両国大会で上谷に〝だまし討ち〟をされて同王座から陥落した復讐を果たした中野は「上谷! これが私たちのお互いを思い合う愛の力だ! アンタもさ、アンタなりにプロレスを愛してるんだよね? それはよくわかった。でも私は今までアンタにされてきたことを全部忘れてない。アンタは愛をはき違えている」と感情を大爆発させた。その上で「何でも言うこと聞くって言ったよね? 次で最後にしよう。アンタ自身をかけて戦え。(敗者)退団マッチだ!」とまさかの敗者退団マッチを要求した。
会場が騒然とする中、困惑した表情を浮かべた上谷から「お前が負けたら退団するってことだよな? わかった。やってやるよ。今すぐやろうよ。来週3・3後楽園で退団マッチ」と快諾され「お前自分で言ったこと後悔しないようにな」と予告された。
中野は上谷をにらみつけた後、玖麗を抱きしめ健闘を称えた。