ゼレンスキー氏、紛争凍結リスクや安保確約についてトランプ氏と協議
Daryna Krasnolutska、Arne Delfs
ウクライナのゼレンスキー大統領は7日にパリで開かれたトランプ次期米大統領およびマクロン仏大統領との3者会談で、ロシアとの紛争が凍結されるリスクを提起し、安全保障の確約を求めたと明らかにした。
ゼレンスキー氏は、ウクライナは強い立場からでのみ停戦協議に入ることが可能だという自身の考えを強調し、ロシアのプーチン大統領は戦争の終結を望んでいないとトランプ、マクロン両氏に伝えたと述べた。
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ウクライナのゼレンスキー大統領、トランプ次期米大統領、マクロン仏大統領(エリゼ宮)
「われわれ以上に戦争を終わらせたいと望んでいる者はいない」とゼレンスキー氏は9日にキーウで記者団に発言。プーチン氏に引き下がるよう促したい同氏は、「われわれは彼に強いる必要がある。彼に強いることができるのは、ウクライナが強い場合のみだ」と述べた。これは強力な軍事力と長距離攻撃の能力を意味する。
マクロン氏がパリでのトランプ氏とゼレンスキー氏の会談を取りまとめた。両氏はノートルダム大聖堂の再開式典に出席するためフランスを訪問していた。ゼレンスキー氏は、ウクライナに対する持続的な支援に懐疑的な見方を示しているトランプ氏への働きかけを続けている。
原題:Zelenskiy Discussed Frozen Conflict, Guarantees With Trump(抜粋)
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