ホンダ、シビックHVの国内生産を米国に移管へ トランプ関税に対応
ホンダは16日、国内で生産している米国向け「シビック」5ドアモデルのハイブリッド車(HV)について、国内生産を米国生産に変更する予定があることを明らかにした。米ミシガン州デトロイトで2019年1月撮影(2025年 ロイター/Brendan McDermid)
[東京 16日 ロイター] - ホンダ(7267.T), opens new tabは16日、国内で生産している米国向け「シビック」のハイブリッド車(HV)の一部モデルを米国生産に変更する予定があることを明らかにした。トランプ米政権の関税政策による影響を回避するため、6―7月以降に米インディアナ州の工場に移管する。
シビックは米国での売れ筋車種の1つ。米国に生産を移すのは、埼玉製作所(埼玉県寄居町)で2月から生産を始めたシビックHVの5ドアと呼ばれるハッチバックモデルで、3月までに約3000台を生産した。
ホンダ広報は、同車の寄居での生産終了のめどは「6ー7月の見通し」だが、インディアナ州の工場での生産立ち上がりは「現時点でいつになるかは未定」としている。
寄居で生産している米国向けシビックシリーズは5ドアモデルのほか、スポーツ車「シビック タイプR」も手掛けているが、タイプRは引き続き全量を寄居で生産し、米国を含む世界に供給するとしている。
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