トランプ政権、米欧企業のベネズエラ事業許可取り消し-関係者
- 米グローバル・オイル・ターミナルズやスペインのレプソル撤退へ
- マドゥロ政権の世界石油市場における孤立はさらに深まる見込み
トランプ米政権は複数の米欧企業にベネズエラからの撤退を命じた。これまで与えていた事業許可と免除措置を取り消した。事情に詳しい関係者3人が29日、明らかにした。ベネズエラのマドゥロ政権の世界石油市場における孤立はさらに深まる見込みだ。
関係者らによると、5月27日までにベネズエラ事業を段階的に縮小するよう命じられたのは富豪ハリー・サージェント3世率いる米石油会社グローバル・オイル・ターミナルズやスペインのレプソル、フランスのモーレル・エ・プロム(M&P)など。
関係者の1人によると、国営ベネズエラ石油(PDVSA)と契約しているベネズエラのガス会社に米国が与えていたライセンスも取り消されたという。
グローバル・オイル・ターミナルズへの撤退命令については米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が先に報じていた。
米財務省はコメントを控えた。ホワイトハウスと国家安全保障会議(NSC)、国務省にコメントを求めたがこれまでに返答はない。レプソルとM&P、PDVSAもコメントの要請にすぐに応じなかった。
原題:Trump Revokes Permits to US, Foreign Oil Firms in Venezuela(抜粋)
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