テスラ関連施設の暴力行為捜査、FBIと爆発物取締局が作業部会設置
Kara Carlson
- FBI、アルコール・たばこ・火器および爆発物取締局と連携
- FBIとATFが現在取り組む業務とどう違うのか、詳細は不明
電気自動車(EV)メーカー、米テスラのショールームや充電スタンドで相次いでいる破壊行為や放火事件を巡り、米連邦捜査局(FBI)はアルコール・たばこ・火器および爆発物取締局(ATF)と作業部会を設置した。
テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)と同氏がトランプ政権で果たす役割に対し反発が強まっている。マスク氏やトランプ大統領のほか、多くの共和党議員はこうした抗議活動を国内テロと認識している。
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FBIのパテル長官は24日、FBIとして暴力行為の拡大を捜査しており、「取り締まりと対応調整」に向け追加措置を講じるとX(旧ツイッター)に投稿。「犯人は追跡・拘束され、司法で裁かれる」と書き込んだ。
FBIは新たな作業部会について、テスラを巡る地元警察の捜査を支援するためFBIとATFが現在取り組む業務とどう違うのか、詳細を明らかにしていない。
作業部会については米紙ニューヨーク・ポストが最初に報じ、両機関から10人が参加するとした。FBIからこの人数に関する確認は取れていない。
FBIは21日、破壊行為に関連した事件が1月以降に少なくとも9州であったと発表した。24日にはテスラの地元テキサス州オースティンの警察が同社ショールームで「爆発物」を発見。FBIはその捜査に参加しているかに関しコメントを控えた。
原題:FBI, ATF Form Task Force to Investigate Wave of Tesla Vandalism(抜粋)
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