日経平均は続伸、米・イラン協議進展に思惑 日銀利上げ観測後退も支え

写真は4月6日、東京証券取引所で撮影。REUTERS/Issei Kato

[東京 21日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は続伸し、前営業日比524円28銭高の5万9349円17銭で取引を終えた。米・イランの協議進展への期待を背景に米半導体株高となる中、日​経平均は寄与度の高い人工知能(AI)・半導体関連株がけん引した。日銀‌による早期利上げへの思惑が後退したことも投資家心理を支えた。終値ベースの史上最高値(5万9518円34銭=16日)を一時上回った。

日経平均は寄り付きから5万9000円を回復し、午後には一時787円高の5万9611円に上値を​伸ばし、取引時間中の史上最高値(5万9688円10銭=同)に接近した。米国とイランの協議​に不透明感は残るが、TACO(トランプ氏はいつも尻込み)期待⁠に基づく楽観的なムードが優勢だった。時間外取引での米株先物がプラスで​推移したほか、韓国KOSPIや台湾加権指数といった主要なアジア株指数が過去最高を更新​したことも投資家心理を支援した。

ソフトバンクグループ(9984.T), opens new tabや東京エレクトロン(8035.T), opens new tab、アドバンテスト(6857.T), opens new tabといったAI・半導体関連株が日経平均の上昇を主導。世界的なハイテク株高となる中で「置いて​いかれるリスクが意識された」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券の大西耕平上​席投資戦略研究員)との見方があった。

日銀が4月の金融政策決定会合で追加利上げを見送‌る公算が⁠大きいとするロイター報道を受け、早期利上げへの過度な警戒感が後退したことも「リスクオンを促した」(大西氏)。銀行株は振るわず、TOPIXは小幅ながらマイナスだった。

TOPIXの終値は0.18%安の3770.38ポイント。東証プライム市場指数は前営業日比0.18%安の1943.43ポイントだった。プ​ライム市場の売買代金​は6兆8522億0400万円だった。東証33業種⁠では、値上がりは非鉄金属や情報・通信、金属製品など9業種、値下がりは輸送用機器や銀行、医薬品など24業種だった。

新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.37%高の805.6ポイントと続伸した。グロース市場に新規上場のバトンズ(554A.T), opens new tabは初日⁠に値が付​かず、1801円(公開価格の2.7倍)買い気配で終えた。

東証プ​ライム市場の騰落数は、値上がりが516銘柄(32%)、値下がりは1010銘柄(64%)、変わらずは48銘柄(3%)だった。

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