元横綱・白鵬(40)が相撲協会「退職の意向」 直撃に本人は否定せず、宮城野部屋は無期限閉鎖中
白鵬が相撲協会と絶縁するに至る理由はさまざまあるが、直接のきっかけは昨年の宮城野部屋無期限閉鎖にさかのぼる。相撲担当記者の解説。 「2024年2月、宮城野部屋の北青鵬が同じ部屋の力士に悪質な暴力行為をはたらいていたことが発覚しました。協会のコンプラ委員会の調査を経て、北青鵬は2月23日付で引退、白鵬にも協会の役職降格の処分がくだりました」 累は宮城野部屋自体にも及び、翌3月の理事会で宮城野部屋の無期限閉鎖と白鵬ふくむ親方と力士一同は伊勢ヶ濱部屋への転籍が決まった。
「部屋が閉鎖されてからのこの1年、部屋付き親方の身になっても白鵬は腐ることなく弟子の指導、協会業務に励んできた。本人としてもこの間の態度が評価され、部屋の再興が許されるのではないかと希望を抱いていました」(後援会関係者) ところが、3月27日に行われた相撲協会の理事会では、宮城野部屋再興は議題にすらのぼらなかった。部屋再興の希望を絶たれた白鵬。失意の中で角界との別れを決意したというのか。
――親方が相撲協会を退職すると聞きました。 朝稽古を終え、伊勢ヶ濱部屋を出てきた白鵬に直撃した。問いかけに一瞬絶句した白鵬だったが、次いで鷹揚にこう言った。 「なんの話ですか?」 問いを重ねる記者に苦笑を浮かべる余裕があった。そして最後まで、“退職の決意”を否定はせず――。 4月9日(水)12時配信の「 週刊文春 電子版 」および10日(木)発売の「週刊文春」では、八角理事長体制下の相撲協会の白鵬への対応、どうしても我慢ならない因縁の相手との関係など、白鵬が決意するに至った経緯を詳報している。
「週刊文春」編集部/週刊文春 2025年4月17日号