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【8月の特集】

沈黙の臓器「肝臓」を守る新常識(8月前半公開予定)

自覚症状がないため、知らずに進行しやすい脂肪肝――しかし放置するのは禁物。肝硬変や肝臓がんだけでなく、さまざまな病気のリスクを上げることが明らかになってきました。ここ数年で刷新された脂肪肝に関する情報をお伝えします。

  • 第1回 「脂肪肝」は万病の元! 全身で様々な病気を起こす火種に
  • 第2回 私の肝臓の検査値、大丈夫?…γ-GTP、ALT、ASTはどう読む?
  • 第3回 肝臓のフォアグラ化を回避するには 日本人こそ改善すべき習慣

その不調、男性更年期障害かも?(8月後半公開予定)

倦怠感や疲労感、気分の落ち込みが続くのは、なぜだろう――無理をして生活を送っている男性は、更年期障害に陥っているかもしれません。ある調査では「隠れ更年期」の男性が7割を超えるという報告も。不調の解決を見ていきましょう。

  • 第1回 男性の更年期障害、カラダの中で一体何が起きている?
  • 第2回 その不調は更年期障害? セルフチェックの方法と受診のすすめ
  • 第3回 性機能の低下・異常を感じたら…? どうなる今後の性生活

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【テーマ別特集】

8月のテーマは「血管」(8月前半公開予定)

テーマ別特集バックナンバー

【健康Q&A】

あなたの疑問に専門家が回答! 健康Q&A「痛風・高尿酸血症」のお悩みに大山博司先生が答えます(8月後半公開予定)

健康Q&Aバックナンバー

【注目の連載】

「100年元気」を目指すアンチエイジング学(8月前半公開予定)

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快眠の科学(8月前半公開予定)

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Dr.ひらまつの「知っておきたい“老化”と“目”の話」(8月後半公開予定)

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野口緑の「職場の健康」Q&A(8月後半公開予定)

この連載の過去記事はこちら

食のシン常識(8月後半公開予定)

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名医が解説! 最新治療トレンド(8月後半公開予定)

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【健康ブック】

8月1日から、以下の書籍をオンライン閲読できます。 健康ブックの詳細はこちら

整形外科名医のワンテーマ深掘り 腰部脊柱管狭窄症・坐骨神経痛

 自立した生活と社会参加を続けるためには、足腰が健康であることが大切です。日本の65歳以上の人口割合は30%に迫るなか、高齢者に多く見られる腰部脊柱管狭窄症への対策はますます重要になってきます。近年腰部脊柱管狭窄症の治療の技術は進歩しており、保存療法が第一選択でありながらも、効果がなかった際に行う低侵襲手術も可能になってきました。

 本書は腰部脊柱管狭窄症の診断までの過程から具体的な治療方法などを解説しています。足腰の健康を取り戻すために本書をお役立てください。

ご長寿 脳活まちがい探し日本一周 ふるさとの風景編

 日本全国47都道府県のふるさとの風景を題材としたまちがい探しパズルを掲載。懐かしいふるさとを回想する中で脳が活性化され、周囲の人との会話にもつながります。まちがい探しに挑戦して「ワーキングメモリ」を活性化させましょう。

 監修は、日経Goodayの連載でおなじみの脳科学者、篠原菊紀さんです。まちがい探しだけでなく、歴史上の人物探し、似ている人探し、お国自慢事典としても楽しめます。無理なく毎日行える脳活習慣10も紹介。

スポーツ精神科医が教える 日常で活かせるスポーツメンタル

 本書では、呼吸ケアの第一人者であり、日経Goodayの健康Q&Aにも登場した木田厚瑞先生が高齢者の呼吸器疾患と向き合う方法を説いていきます。精神科医・木村好珠先生が、早くから力を入れて取り組んできたスポーツメンタルのメソッドを紹介します。

 パラリンピックの正式種目でもあるブラインドサッカー日本代表をはじめ、数々のチームでメンタルアドバイザーを務めてきた経験から語られるメンタル育成術は、万人に役立ち、日常生活で活かせるものばかり。「ここ一番で力を出せるメンタルを手に入れたい」――そんな想いを叶えるヒントがギュッと詰まった一冊です。

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  • 正しい知識で熱中症を防ぐ! 水分補給の仕方は? 危険な場合は?

    毎年、夏の時期が訪れると、過酷な暑さと共に増えるのが熱中症だ。高温多湿になると、体内の水分が失われて脱水症が起こりやすくなり、脱水症は熱中症を引き起こす。夏は命を守る戦いの季節。今回は熱中症を防ぐための基本的な知識から対策まで紹介する。

  • 糖尿病になるまでの「3ステップ」 その対策はどうすればいい?

    日本に約550万人の患者がいると言われている糖尿病。自分は大丈夫だろうかと気になる人もいるのではないか。その糖尿病に関するトピックとして、「体の血糖コントロールの仕組み」「糖尿病のタイプ」や「血糖値が上がりにくい食べ方」「予防・対策のための運動」について見ていく。

  • 誰もがなる「白内障」、失明原因1位「緑内障」 早期発見のカギ

    年を重ねたら誰もが必ずなる病気で、眼鏡をかけても矯正できない白内障。日本人の中途失明原因の1位であり、40歳以上の20人に1人がかかるという緑内障。視機能低下を進ませるこれら2つは、一体どうしたら早期発見でき、どんな治療をするのでしょうか。過去の人気記事を基に、多くの人が直面する白内障・緑内障との付き合い方を見ていきましょう。

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    毎年、夏の時期が訪れると、過酷な暑さと共に増えるのが熱中症だ。高温多湿になると、体内の水分が失われて脱水症が起こりやすくなり、脱水症は熱中症を引き起こす。夏は命を守る戦いの季節。今回は熱中症を防ぐための基本的な知識から対策まで紹介する。

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ビジネスでも、プライベートでも、「酒」が同席する機会は少なくない。ましてや日本の文化に「酒」はなくてはならないもの。祝い酒、嬉し酒、やけ酒、涙酒…。「アルコールはガソリン!」という“超・左党”たちから、「アルコールとは時々仲良し」という“準・左党”たちまで、皆に役立つ酒と健康の最新科学を贈る! (タイトル題字:葉石かおり)

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健康・医療に関するホット・トピックスをお伝えします。

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  • 正しい知識で熱中症を防ぐ! 水分補給の仕方は? 危険な場合は?

    毎年、夏の時期が訪れると、過酷な暑さと共に増えるのが熱中症だ。高温多湿になると、体内の水分が失われて脱水症が起こりやすくなり、脱水症は熱中症を引き起こす。夏は命を守る戦いの季節。今回は熱中症を防ぐための基本的な知識から対策まで紹介する。

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人生100年時代といわれる昨今、年齢を重ねても生涯現役で仕事をしたり、自立した生活を送ったりするためには、身体活動の基盤となる「筋肉」を維持することが欠かせない。特に、加齢によって衰えやすい筋肉は、意識的に鍛える必要がある。本特集では、「いくつになっても動けるカラダ」をつくるうえで必要な衰えやすい部位の筋力トレーニングを紹介する。

町田修一(まちだ しゅういち)氏 順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科 教授

東京学芸大学教育学部卒業、東京学芸大学大学院教育学研究科を修了、2000年に東京女子医科大学で博士(医学)号を取得。その後、ミズーリ大学コロンビア校・博士研究員、日本学術振興会・特別研究員(PD)、早稲田大学生命医療工学研究所・講師、東海大学体育学部生涯スポーツ学科・准教授、順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科・先任准教授を歴任し、2018年4月より順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科・教授。2021年より、順天堂大学医療看護学部および医学研究科ジェロントロジー研究センターの教授(併任)。専門は運動生理学、体力医学、基礎老化学。骨格筋の肥大や萎縮に関する基礎および応用研究に取り組む。

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    毎年、夏の時期が訪れると、過酷な暑さと共に増えるのが熱中症だ。高温多湿になると、体内の水分が失われて脱水症が起こりやすくなり、脱水症は熱中症を引き起こす。夏は命を守る戦いの季節。今回は熱中症を防ぐための基本的な知識から対策まで紹介する。

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    日本に約550万人の患者がいると言われている糖尿病。自分は大丈夫だろうかと気になる人もいるのではないか。その糖尿病に関するトピックとして、「体の血糖コントロールの仕組み」「糖尿病のタイプ」や「血糖値が上がりにくい食べ方」「予防・対策のための運動」について見ていく。

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 腎臓の働きは40歳を過ぎると年に1%ずつ低下していく。ただし、血圧高め、肥満、血糖が高め、といった人は腎臓の老化が速まる可能性も。慢性腎臓病(CKD)と診断されるようになると、心筋梗塞や脳卒中のリスクが上がり、さらに進行すれば人工透析や腎移植が必要になることもある。腎臓の健康を守るには、腎機能低下のサインに早めに気づき予防に努めることが大切だ。本特集では、腎臓を守るための生活改善の新エビデンスや次々と登場している治療薬など「腎臓寿命」を延ばす最新知識を解説する。

猪阪善隆(いさか よしたか)氏 大阪大学大学院医学系研究科 腎臓内科学 教授

1988年大阪大学医学部卒業。94年同大学院医学系研究科博士課程修了。米ユタ大学医学部腎臓・高血圧教室リサーチフェローなどを経て、2005年大阪大学大学院先端移植基盤医療学准教授、09年同老年・腎臓内科学准教授に就任。15年より現職。日本腎臓学会特別顧問、日本透析医学会常任理事などを務める。

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    毎年、夏の時期が訪れると、過酷な暑さと共に増えるのが熱中症だ。高温多湿になると、体内の水分が失われて脱水症が起こりやすくなり、脱水症は熱中症を引き起こす。夏は命を守る戦いの季節。今回は熱中症を防ぐための基本的な知識から対策まで紹介する。

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年齢とともに腎臓の機能は低下する。生活習慣などでその機能低下が早まった慢性腎臓病(CKD)は、今や5人に1人が発症する国民病になった。CKDと診断されると「自分もやがて透析治療が必要になるの?」と不安になるが、早期なら生活習慣を見直すことで進行を抑えられる。特集の第2回では、CKD対策として優先して行うべき生活改善は何か、最新研究で分かった「腎臓ケアの新常識」を紹介する。

慢性腎臓病の発症予防、進展抑制をしたければ、腎臓をもっといたわろう。(写真:SewcreamStudio/stock.adobe.com)

透析治療の患者数がピークを越えたワケ

 「腎臓病が進んでいくと、やがて透析治療が必要になる」――そんなイメージを持っていないだろうか? しかし近年、透析治療を受ける患者の数は減少傾向にある。腎臓が血液をろ過する機能が大きく失われて「慢性腎不全」となり、透析治療にまで至る患者の数はこれまで増加を続けてきたが、2021年の約35万人をピークに減少に転じた。

 大阪大学大学院医学系研究科腎臓内科学教授の猪阪善隆氏は「この10年間でCKDの治療が進歩してきたことが大きいといえます。CKD発症・進展の背景にある生活習慣の改善が進み、透析を受ける人がさらに減少すると期待したい」と解説する。

 CKDの薬物治療については、発症原因でもある高血圧や糖尿病の治療薬のなかに腎臓の働きを保護する作用のあるものがあることが分かっていたが、近年、臨床研究が進み、現在ではCKDだけの場合でも治療に使える薬剤も出てきた(薬物治療については第3回で紹介する)。

 CKD対策の基本は、食事・運動などの生活習慣の改善である。発症予防にも腎機能低下が進むのを防ぐためにも重要だ。

 今年、日本腎臓学会と日本医療情報学会はCKDの発症・進展予防に関する世界中の臨床研究を徹底調査。生活改善のエビデンス(検証された科学的根拠)をまとめ、「積極的に予防する!CKD 発症・進展予防のためのマネージメントガイドブック」(以下、ガイドブック)として一般にも公開した。ガイドブック作成の代表研究者を務めた猪阪氏は「減塩、減量といったこれまで提案されてきた生活改善がどれぐらい有効なのか、科学的エビデンスに基づいた『推奨度』をガイドブックに示すことで、人々の生活改善の質を高められたらと思います。その結果として透析治療が必要となる人を大きく減らしたい」と話す。

「積極的に予防する!CKD 発症・進展予防のためのマネージメントガイドブック」 (2025年7月 日本腎臓学会、日本医療情報学会 発行:日本医療研究開発機構)

→日本医療研究開発機構のホームページ こちら からダウンロードできます。

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    毎年、夏の時期が訪れると、過酷な暑さと共に増えるのが熱中症だ。高温多湿になると、体内の水分が失われて脱水症が起こりやすくなり、脱水症は熱中症を引き起こす。夏は命を守る戦いの季節。今回は熱中症を防ぐための基本的な知識から対策まで紹介する。

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猪阪善隆(いさか よしたか)氏 大阪大学大学院医学系研究科 腎臓内科学 教授

1988年大阪大学医学部卒業。94年同大学院医学系研究科博士課程修了。米ユタ大学医学部腎臓・高血圧教室リサーチフェローなどを経て、2005年大阪大学大学院先端移植基盤医療学准教授、09年同老年・腎臓内科学准教授に就任。15年より現職。日本腎臓学会特別顧問、日本透析医学会常任理事などを務める。

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日本の成人の5人に1人が発症する慢性腎臓病(CKD)は自覚症状がないまま進展、場合によっては「透析治療」や「腎移植」が必要になることもある深刻な病気だ。できるだけ早く発見し進展を抑えることが重要となる。ひと昔前には、生活改善が主で治療の選択肢は少なかったが、10年前から新たな治療薬が次々と登場し、「治りにくい病気」から「治る病気」へと認識が変わり始めた。そんなCKD医療の“今”、そして、病気の進展抑制のために実践したい生活改善を紹介する。

(写真:Thanawat/stock.adobe.com)

CKDの薬物治療に起きたルネサンス

 「腎機能の働きが少し弱くなっていますね。もしかしたら慢性腎臓病(CKD)かもしれません。一度精密検査を受けてください」。健康診断や⼈間ドックで腎機能の働き方を示すeGFR(推算糸球体ろ過量)の値が低下してきたり、たんぱく尿が見られたりすると健診医はそう指摘するだろう。

 「とにかくすぐにでもお医者さんに診てもらわなければ」と受診先探しをする人は多いだろう。だが、「特に自覚症状はないから」「忙しいから」「病院に行かなくても食事や運動など自分でやれることはいろいろあるから」「腎臓病は治らないと聞いたことがあるから」など様々な理由で、受診を先延ばしにする人も意外に多いのではないだろうか。

 しかし、腎機能の指標となる「eGFR」が60を切ったら一度は医療機関を受診してほしい(受診先の選び方は後述する)。確かに、第2回で紹介したような「減塩」、今回触れるような「低たんぱく質」など、CKDの進展抑制に有効とされる「生活改善」はいくつかある。それらを実践することでeGFRの低下スピードを落とすことができれば、腎機能をある程度維持し、透析治療を避けることも可能だ。だが、CKDがある程度進むと、生活改善だけでは抑制できず薬による治療が必要になることもある。

 実は、近年CKDの医療は大きく進歩している。大阪大学大学院医学系研究科腎臓内科学教授の猪阪善隆氏は「過去10年ほどでCKDの薬物治療にはルネサンスがもたらされました」と解説する。ルネサンスは「再発見」「再生」「復興」を意味する言葉だが、どういうことなのか。

 猪阪氏は「CKDの発症と進展の背景には、高血圧、2型糖尿病などの生活習慣病があります。これまではこれらの疾患を治療することでCKDの発症や進展を抑えてきましたが、近年登場した治療薬の中には『腎臓を保護する力』があることが10年間で明らかになりました」と解説する。

 例えば、SGLT2阻害薬と呼ばれる薬は2014年に糖尿病の治療薬として登場したが、臨床試験により糖尿病でないCKD患者でも腎機能の低下を防ぐことが「再発見」された。2021年にはCKDを治療目的として認められる薬も出てきており、専門家はこうした動きをCKD治療の「ルネサンス」と呼んでいる。

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腎臓の働きは40歳を過ぎると年に1%ずつとゆるやかに低下していく。ただし、血圧高め、肥満、血糖が高め、といった人は腎臓の老化が速まる可能性も。慢性腎臓病(CKD)と診断されるようになると、心筋梗塞や脳卒中のリスクが上がり、さらに進行すれば人工透析や腎移植が必要になることもある。腎臓の健康を守るには、腎機能低下のサインに早めに気づき予防に努めることが大切だ。本特集では、腎臓を守るための生活改善の新エビデンスや次々と登場している治療薬など「腎臓寿命」を延ばす最新知識を解説する。

「治りにくい」から「治る」に! 対応次第で「生涯健康」に

 慢性腎臓病(CKD)は、現在では成人の5人に1人が抱える身近な病気で(*1)、「新たな国民病」と呼ばれる。怖いのは自覚症状がほとんどないまま腎機能がじわじわ低下し続けること。何も手を打たなければ、体の中の老廃物が排泄できなくなる「腎不全」にまで進行し、最終的には人工透析や腎移植が必要になることもある。

 これまで「治りにくい」と言われてきたCKDだが、最新の研究で生活改善の効果が科学的に証明されるとともに、画期的な新薬も続々登場。いったん落ちた腎機能を元の健康な状態に戻すことは難しいものの、その後の腎機能低下のスピードを年齢相応に抑えれば、生涯、健康な生活を送ることもできるようになってきた。そのことを日本腎臓学会が「治ることも期待できる」と表現するほど、腎臓医療は進化している。

 同学会は近年、腎臓専門医を対象とした「エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2023」、かかりつけ医のための「CKD診療ガイド2024」、患者と家族のための「患者さんとご家族のためのCKD療養ガイド2024」を立て続けに公開。さらに今年7月には、どんなヘルスケア(生活改善)が腎臓を守るのかを一般の人向けに分かりやすくエビデンスで示した「積極的に予防する!CKD 発症・進展予防のためのマネージメントガイドブック」を公開した。専門医やかかりつけ医はもちろん、患者やその家族、腎機能の数値がちょっと気になるという予備群の人もCKDの医療の最新情報にアクセスできるようになっている。

 今回の特集では、こうした最新情報と大阪大学大学院医学系研究科腎臓内科学教授の猪阪善隆氏の話を基に、腎臓を守るための基礎知識と「今すぐできる対策」を分かりやすく紹介する。

*1 「CKD診療ガイド2024」

「積極的に予防する!CKD 発症・進展予防のためのマネージメントガイドブック」のポイントをまとめた音声ガイド(約8分)は、日本医療研究開発機構のウェブサイト E-LIFEヘルスケアナビ から

(画面をスクロールすると出てくる「各健康課題領域における指針と解説動画」の「慢性腎臓病」にある「慢性腎臓病指針(音声解説)」をタップ)

腎臓を守るには何をしたらいいのか。(写真:peterschreiber.media/stock.adobe.com)

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    日本に約550万人の患者がいると言われている糖尿病。自分は大丈夫だろうかと気になる人もいるのではないか。その糖尿病に関するトピックとして、「体の血糖コントロールの仕組み」「糖尿病のタイプ」や「血糖値が上がりにくい食べ方」「予防・対策のための運動」について見ていく。

  • 誰もがなる「白内障」、失明原因1位「緑内障」 早期発見のカギ

    年を重ねたら誰もが必ずなる病気で、眼鏡をかけても矯正できない白内障。日本人の中途失明原因の1位であり、40歳以上の20人に1人がかかるという緑内障。視機能低下を進ませるこれら2つは、一体どうしたら早期発見でき、どんな治療をするのでしょうか。過去の人気記事を基に、多くの人が直面する白内障・緑内障との付き合い方を見ていきましょう。

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老化対策に「脚だけ鍛える」のは、もう古い常識だ。加齢に伴って衰えやすい筋肉は、太もも前面の「大腿四頭筋」が知られているが、実はもう1つ、加齢によって筋肉量や筋力が顕著に落ちやすい部位がある。それは、普段はあまり意識することがない「腹筋」だ。腹筋は静かに減り続け、「老け見え」「寝たきり」への入り口となる。しかし、腹筋を鍛えれば若々しい見た目も将来の自立生活も守ることができる。今回は、腹筋の衰えによる悪影響、効果的なトレーニングを紹介するとともに、筋トレの効果を高めるポイントを解説していこう。

若さを保つには、脚だけではなく腹筋も鍛えるのが重要だ。腹筋を鍛えるのはハードルが高いと思う人もいるかもしれないが、大丈夫。腹筋を簡単に鍛えられるトレーニング法を紹介する。(写真:polkadot/stock.adobe.com)

腹筋は加齢で衰えやすい筋肉だった!

 本特集では、人生100年時代となった今、健やかで自立した生活を長く送るために欠かせない筋肉の重要性を解説してきた。歩行に関わる筋肉の中でも、加齢によって特に衰えやすいのが、太もも前面の「大腿四頭筋」。そして、大腿四頭筋と同等に、筋肉量や筋力が顕著に落ちやすい部位がもう1つある。それは体幹を支える「腹筋」だ。

 「歩行に関わる筋肉の中で、大腿四頭筋が衰えやすいことは以前からよく知られていました。しかし、最近の研究では、腹筋も加齢に伴って筋肉量が減少しやすいことが分かってきています

 こう話すのは、順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科教授の町田修一氏だ。町田氏は骨格筋(筋肉)について研究し、サルコペニアの予防・改善に向けたトレーニング法の開発や指導をしているが、近年は大腿四頭筋に加え、腹筋の筋肉量を維持することが重要だと強調している。

 腹筋は腹直筋をはじめ、外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋で構成されている。胴体を支えて、姿勢や骨盤の安定に働く筋肉だ。一般的に腹筋と呼ばれるのは体の中心部に位置する腹直筋で、加齢によって減少しやすいのもこの腹直筋だ。「老いは脚から」と言われ、下半身の筋肉だけを鍛えればよいと思っている人も多いだろう。しかし、それは誤解だ。健康長寿の実現には、上半身(体幹)の筋肉である腹筋も同時に鍛える必要があるのだ。

図1 腹筋は歩行に関連する筋肉

腹直筋は姿勢や骨盤の安定に働き、歩行に関連する筋肉だ。「老いは脚から」という言葉がよく知られているが、実は下半身の筋肉だけでなく、上半身にある腹直筋も衰えやすいのだ。(元イラスト:PIXTA)

 特集の最終回では腹筋に注目し、効果的なトレーニング法を紹介する。さらに、筋トレの効果を高めるポイントについても解説していこう。

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  • 正しい知識で熱中症を防ぐ! 水分補給の仕方は? 危険な場合は?

    毎年、夏の時期が訪れると、過酷な暑さと共に増えるのが熱中症だ。高温多湿になると、体内の水分が失われて脱水症が起こりやすくなり、脱水症は熱中症を引き起こす。夏は命を守る戦いの季節。今回は熱中症を防ぐための基本的な知識から対策まで紹介する。

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人生100年時代といわれる昨今、年齢を重ねても生涯現役で仕事をしたり、自立した生活を送ったりするためには、身体活動の基盤となる「筋肉」を維持することが欠かせない。特に、加齢によって衰えやすい筋肉は、意識的に鍛える必要がある。本特集では、「いくつになっても動けるカラダ」をつくるうえで必要な衰えやすい部位の筋力トレーニングを紹介する。

町田修一(まちだ しゅういち)氏 順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科 教授

東京学芸大学教育学部卒業、東京学芸大学大学院教育学研究科を修了、2000年に東京女子医科大学で博士(医学)号を取得。その後、ミズーリ大学コロンビア校・博士研究員、日本学術振興会・特別研究員(PD)、早稲田大学生命医療工学研究所・講師、東海大学体育学部生涯スポーツ学科・准教授、順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科・先任准教授を歴任し、2018年4月より順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科・教授。2021年より、順天堂大学医療看護学部および医学研究科ジェロントロジー研究センターの教授(併任)。専門は運動生理学、体力医学、基礎老化学。骨格筋の肥大や萎縮に関する基礎および応用研究に取り組む。

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 食の知識について「常識」だと思っていたものが、実は違っていたり誤解だったりすることがある。また新たな研究発表により、しばしば情報がアップデートされる。この連載では、生活に取り入れたい食の新常識について幅広く紹介する。

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 順風満帆に過ごしているつもりでも、職場やプライベートの悩みがむくむくと膨らんでくる。強がってみたり、困りごとに向き合わずに放置したりと一瞬悩みから解放されたように振る舞っても、ふと立ち戻ると何も解決していないことに気が付き、一人で考え込んでしまう……そんなあなたは悩みで心がコリ固まっています。

 職場での人間関係、恋愛、健康や病気、加齢、キャリア、家庭……人の悩みはさまざまな場面で存在します。でもその多くは、「こうあるべき」という自分の思い込みによるものかもしれません。決めつけや先入観、一つひとつ、はがしていきませんか。

 この連載では、「こうあるべき」の思い込みを解いて心のコリを軽くするような言葉を、精神科医のTomy先生が発信していきます。きっとパッと視界が広がるでしょう。

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人生100年時代、自分の歯をできるだけ長く、元気に保つにはどうすればいいのでしょうか。歯を毎日磨いていれば、それだけで大丈夫なのでしょうか。最近では、歯と口の中の状態が全身の健康と密接に関係することが明らかになってきました。本連載では、歯学博士の照山裕子さんに、歯と口のケアについて詳しく教えていただきます。

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歯と歯の間の汚れを、水流で洗浄するという口腔洗浄器。どんな人にメリットがあるのでしょうか。歯科医・歯学博士の照山裕子さんに聞きました。

 歯周病や虫歯を防ぐには、歯ブラシのケアだけでは不十分。歯間の汚れも落とすデンタルフロスや歯間ブラシといった“歯間清掃具”を組み合わせることが重要だ。

 日本でもこういった歯間ケアへの関心は高まり、「平成28年歯科疾患実態調査」でフロスや歯間ブラシを使っている人の割合は男性30.6%、女性46.3%だったが、令和4年の同調査では男性39.9%、女性60.1%と特に女性で増えている。

 そんな歯間ケアの一環として最近人気を集めているのが口腔洗浄器だ。ウォーターピックやジェットウォッシャーといった名称で知られている。細いノズルから水が噴射され、その水流で歯間を洗浄するしくみだ。水圧を細かに調整できる機能や、お風呂で使える防水タイプなど、商品ラインアップも多彩になってきた。

 では、どんな人が使うといいのだろうか。「最も使うメリットがあるのが矯正歯科治療中の方でしょう」と歯科医・歯学博士の照山裕子さんは言う。

 「矯正歯科治療には、歴史が長いワイヤー矯正と、近年増えているマウスピース矯正があります。マウスピースは取り外せるので、これまでと同じ歯ブラシや歯間清掃具が使えます。しかし、ワイヤー矯正は歯に直接ワイヤーとブラケットという器具を装着する固定式です。この状態ではデンタルフロスが通らないので、タフトブラシや特殊なフロス(通した部分がスポンジ状に膨らむ製品)などを組み合わせて清掃します。ですが、水流を当てて落とせると器具の周囲の汚れも取りやすくなります。同様に、歯と歯をつないだ形態のブリッジという被せ物を入れた人にも役立つと考えられます」(照山さん)

 矯正時に役立つ器具がある商品もある。

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人生100年時代、自分の歯をできるだけ長く、元気に保つにはどうすればいいのでしょうか。歯を毎日磨いていれば、それだけで大丈夫なのでしょうか。最近では、歯と口の中の状態が全身の健康と密接に関係することが明らかになってきました。本連載では、歯学博士の照山裕子さんに、歯と口のケアについて詳しく教えていただきます。

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 日経Goodayでは日々、新しい健康・医療情報をお届けしています。その中で、読者のみなさまが今、最も気になっているテーマ、例えば、「大腸がん」「脂肪肝」「痛風・尿酸値」「男性ホルモン」などに関する多数の記事の“エッセンス”をすばやく知りたい――。そんなニーズにお答えする新サービスを開始します。

 それが「テーマ別特集」です。毎月、読者のみなさまの関心が高かったテーマをチョイスし、特に好評だった記事のポイントを編集部でピックアップしてお届けします。そのテーマ、ジャンルについて知っておくべきことが、この記事を読むだけですべて把握できます。さらに、そのテーマに関する記事一覧もご用意しました。ご活用ください。

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毎年、夏の時期が訪れると、過酷な暑さと共に増えるのが熱中症だ。高温多湿になると、体内の水分が失われて脱水症が起こりやすくなり、脱水症は熱中症を引き起こす。夏は命を守る戦いの季節。今回は熱中症を防ぐための基本的な知識から対策まで紹介する。

テーマ別特集「熱中症」 この記事の主な内容 熱中症の初期段階は脱水症から始まる 適切な水分補給のタイミングは? あなたの1日に必要な水分量は? 日常の水分補給にカフェイン飲料はOK? 夏の飲み会に熱中症リスクが潜む 朝食を抜くと、脱水リスクが高まる 早めに気づきたい、脱水症・熱中症の症状は? 救急搬送の判断基準は? 高齢者は早めに救急要請

熱中症の初期段階は脱水症から始まる

 熱中症とは蒸し暑い環境にいることで起こる様々な体の異常を総称したものだ。恒温動物である人間は、蒸し暑い環境下に置かれると、血管を広げて体の表面に温かい血液を移動させたり、発汗によって熱を放散したりして、体温を一定に保とうとする。こうした働きに欠かせないのが体の水分だ。体温調節をしているうちに体の水分が失われていき、「脱水症」の状態になる。これが熱中症の始まりに当たる。

 では、体の水分がどれぐらい失われると「脱水症」と定義されるのだろうか。熱中症・脱水症対策に詳しい済生会横浜市東部病院患者支援センター長の谷口英喜氏は、以下のように話す。

 「成人では体重の約60%が水分で占められています。水分が3~5%失われると軽度の脱水症、6~9%で中度、10%以上だと重度の脱水症となります。重度の脱水症まで進むと、体の外に熱を逃がせなくなり、熱がこもって体温がどんどん上昇する異常高体温の状態になります」

 つまり、熱中症の初期段階は脱水症から始まり、脱水症が進むにつれて高温環境によって異常高体温を伴い、重症の熱中症に至ってしまうというわけだ。そうなる前に適切な水分補給が必要になる。

適切な水分補給のタイミングは?

 「夏はこまめな水分補給を」とは言うが、適切な水分補給のタイミングと量は意外と知られていない。谷口氏が勧めるのは「6オンス8回法」。1オンス=約30mLなので、6オンスは約180mL、コップに軽く1杯分の量。1回約180mLの水分を、1日8回補給するのが「6オンス8回法」だ

 朝・昼・晩の食事の際に水分補給するだけでなく、それぞれの食事の間にも水分をとることが大切だ。食事以外に2時間おきに水分補給するのが理想。お勧めのタイミングは、起床後、1日3回の食事時、食事と食事の間、お風呂に入る前、寝る前の計8回。一気に飲むのではなく、点滴のように少しずつ飲むことが大切だ。「一気に飲むと、脳が“体に水分が十分足りている”と判断して尿として排出してしまう。脳に気づかれないよう、少しずつ飲むのがコツです」(谷口氏)

水分補給のタイミング

基本の水分補給は、1回あたりコップ1杯。起床後、1日3回の食事時、食事と食事の間、お風呂に入る前、寝る前の計8回がお勧めだ。(使用イラスト:PIXTA)

 高齢者は喉の渇きを感じにくくなるため、喉が渇いてから飲むのではなく、薬のように時間を決めて飲むのがポイントだ。夜間頻尿を気にして寝る前の水分を控えがちだが、全く飲まないのは危険だ。「寝る前の水分補給は150mL程度にとどめ、カフェインの含まれていない常温か、やや温かい飲み物を5分ほどかけて飲みましょう。可能なら夜中に目が覚めたときにも再度水分補給を。トイレが近くなる場合は、寝る前に飲む量を50mLずつ減らして様子を見るとよいでしょう」(谷口氏)

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 日経Goodayでは日々、新しい健康・医療情報をお届けしています。その中で、読者のみなさまが今、最も気になっているテーマ、例えば、「大腸がん」「脂肪肝」「痛風・尿酸値」「男性ホルモン」などに関する多数の記事の“エッセンス”をすばやく知りたい――。そんなニーズにお答えする新サービスを開始します。

 それが「テーマ別特集」です。毎月、読者のみなさまの関心が高かったテーマをチョイスし、特に好評だった記事のポイントを編集部でピックアップしてお届けします。そのテーマ、ジャンルについて知っておくべきことが、この記事を読むだけですべて把握できます。さらに、そのテーマに関する記事一覧もご用意しました。ご活用ください。

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  • 正しい知識で熱中症を防ぐ! 水分補給の仕方は? 危険な場合は?

    毎年、夏の時期が訪れると、過酷な暑さと共に増えるのが熱中症だ。高温多湿になると、体内の水分が失われて脱水症が起こりやすくなり、脱水症は熱中症を引き起こす。夏は命を守る戦いの季節。今回は熱中症を防ぐための基本的な知識から対策まで紹介する。

  • 糖尿病になるまでの「3ステップ」 その対策はどうすればいい?

    日本に約550万人の患者がいると言われている糖尿病。自分は大丈夫だろうかと気になる人もいるのではないか。その糖尿病に関するトピックとして、「体の血糖コントロールの仕組み」「糖尿病のタイプ」や「血糖値が上がりにくい食べ方」「予防・対策のための運動」について見ていく。

  • 誰もがなる「白内障」、失明原因1位「緑内障」 早期発見のカギ

    年を重ねたら誰もが必ずなる病気で、眼鏡をかけても矯正できない白内障。日本人の中途失明原因の1位であり、40歳以上の20人に1人がかかるという緑内障。視機能低下を進ませるこれら2つは、一体どうしたら早期発見でき、どんな治療をするのでしょうか。過去の人気記事を基に、多くの人が直面する白内障・緑内障との付き合い方を見ていきましょう。

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 この記事では、今知っておきたい健康や医療の知識をQ&A形式で紹介します。ぜひ今日からのセルフケアにお役立てください!

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  • 正しい知識で熱中症を防ぐ! 水分補給の仕方は? 危険な場合は?

    毎年、夏の時期が訪れると、過酷な暑さと共に増えるのが熱中症だ。高温多湿になると、体内の水分が失われて脱水症が起こりやすくなり、脱水症は熱中症を引き起こす。夏は命を守る戦いの季節。今回は熱中症を防ぐための基本的な知識から対策まで紹介する。

  • 糖尿病になるまでの「3ステップ」 その対策はどうすればいい?

    日本に約550万人の患者がいると言われている糖尿病。自分は大丈夫だろうかと気になる人もいるのではないか。その糖尿病に関するトピックとして、「体の血糖コントロールの仕組み」「糖尿病のタイプ」や「血糖値が上がりにくい食べ方」「予防・対策のための運動」について見ていく。

  • 誰もがなる「白内障」、失明原因1位「緑内障」 早期発見のカギ

    年を重ねたら誰もが必ずなる病気で、眼鏡をかけても矯正できない白内障。日本人の中途失明原因の1位であり、40歳以上の20人に1人がかかるという緑内障。視機能低下を進ませるこれら2つは、一体どうしたら早期発見でき、どんな治療をするのでしょうか。過去の人気記事を基に、多くの人が直面する白内障・緑内障との付き合い方を見ていきましょう。

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「高血圧」に関する問題

【問題】日本人の3分の1が該当し、国民病ともいえる「高血圧」。次の記述のうち、高血圧の説明として間違っているものをお選びください。

  • (1)高血圧は、脳卒中、心筋梗塞の最大のリスク要因である
  • (2)高血圧は認知症のリスクを高める
  • (3)診察室血圧が「140/90mmHg以上」だと高血圧とされる
  • (4)診察室血圧が「140/90mmHg未満」であれば脳卒中などのリスクは低い

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  • 正しい知識で熱中症を防ぐ! 水分補給の仕方は? 危険な場合は?

    毎年、夏の時期が訪れると、過酷な暑さと共に増えるのが熱中症だ。高温多湿になると、体内の水分が失われて脱水症が起こりやすくなり、脱水症は熱中症を引き起こす。夏は命を守る戦いの季節。今回は熱中症を防ぐための基本的な知識から対策まで紹介する。

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    日本に約550万人の患者がいると言われている糖尿病。自分は大丈夫だろうかと気になる人もいるのではないか。その糖尿病に関するトピックとして、「体の血糖コントロールの仕組み」「糖尿病のタイプ」や「血糖値が上がりにくい食べ方」「予防・対策のための運動」について見ていく。

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    年を重ねたら誰もが必ずなる病気で、眼鏡をかけても矯正できない白内障。日本人の中途失明原因の1位であり、40歳以上の20人に1人がかかるという緑内障。視機能低下を進ませるこれら2つは、一体どうしたら早期発見でき、どんな治療をするのでしょうか。過去の人気記事を基に、多くの人が直面する白内障・緑内障との付き合い方を見ていきましょう。

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  • 正しい知識で熱中症を防ぐ! 水分補給の仕方は? 危険な場合は?

    毎年、夏の時期が訪れると、過酷な暑さと共に増えるのが熱中症だ。高温多湿になると、体内の水分が失われて脱水症が起こりやすくなり、脱水症は熱中症を引き起こす。夏は命を守る戦いの季節。今回は熱中症を防ぐための基本的な知識から対策まで紹介する。

  • 糖尿病になるまでの「3ステップ」 その対策はどうすればいい?

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「ホクロと皮膚がん」に関する問題

【問題】体にできたホクロを見て「皮膚がんではないか?」と心配になることがあります。では、次のうち注意すべきホクロはどれでしょう?

  • (1)生まれたときからあるホクロ
  • (2)中年期以降にできたホクロ
  • (3)急に大きくなったホクロ

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「熱中症対策」に関する問題

【問題】夏になると気にかけたい熱中症対策について、間違っているものはどれでしょうか?

  • (1)脱水を防ぐには、基本的にはコップ1杯の水分を1日8回飲めばよい
  • (2)短時間のウォーキングではスポーツドリンクを飲む必要はない
  • (3)塩分タブレットだけを食べる
  • (4)炎天下での飲酒はNGだが、どうしても飲む場合は同じ量の水を併せて飲む

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    毎年、夏の時期が訪れると、過酷な暑さと共に増えるのが熱中症だ。高温多湿になると、体内の水分が失われて脱水症が起こりやすくなり、脱水症は熱中症を引き起こす。夏は命を守る戦いの季節。今回は熱中症を防ぐための基本的な知識から対策まで紹介する。

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    日本に約550万人の患者がいると言われている糖尿病。自分は大丈夫だろうかと気になる人もいるのではないか。その糖尿病に関するトピックとして、「体の血糖コントロールの仕組み」「糖尿病のタイプ」や「血糖値が上がりにくい食べ方」「予防・対策のための運動」について見ていく。

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人生100年時代といわれる昨今、年齢を重ねても生涯現役で仕事をしたり、自立した生活を送ったりするためには、身体活動の基盤となる「筋肉」を維持することが欠かせない。特に、加齢によって衰えやすい筋肉は、意識的に鍛える必要がある。本特集では、「いくつになっても動けるカラダ」をつくるうえで必要な衰えやすい部位の筋力トレーニングを紹介する。今回は、なぜ筋トレが重要なのか、特に鍛えたい「速筋」について解説する。

60歳以降は筋肉の減少が加速!

60歳以降は筋肉減少が加速する。イラストはイメージ。(イラスト:高田真弓)

 「最近、少し動くだけでも疲れやすくなった」「階段の上り下りがきつく感じる」──中高年になるとそんな体の衰えを実感する人は多いだろう。その大きな要因となっているのが、加齢による筋肉量の減少と筋力の低下だ。

 「よく『老いは脚から』と言われますが、下肢の筋肉は30歳を過ぎると10年ごとに約4%の割合で減少し、60歳以降はその減少率が10年ごとに約10%になるという報告があります(*1)。加齢に伴って筋肉量が減少し、筋力が低下した状態は『サルコペニア(筋肉減弱症)』と呼ばれ、何も手を打たなければ、日常生活に支障を来し、将来の要介護や寝たきりのリスクを高める可能性があります

 こう話すのは、順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科教授の町田修一氏だ。町田氏は、骨格筋(筋肉)について研究し、サルコペニアの予防・改善に向けたトレーニング法の開発や指導をしている。

 60代は筋肉の減少が加速する節目となる。早々に手を打って筋肉を維持するか、放置してサルコペニアのリスクが高まるか。筋肉の衰えに待ったをかける、早めの対策が欠かせない。

現代の便利な暮らしに潜む落とし穴

 筋肉量の減少は、加齢のほか、運動不足や身体活動量の低下によっても起こる。「一般的に筋肉と呼ばれる『骨格筋』は、骨に沿って付着している筋肉で、歩く、走る、立つ、座る、姿勢を保つといった動作の基盤となるものです。ひと昔前までは、日常生活の中でも自然と体を動かし、筋肉を使っていたものですが、現代社会ではその機会が少なくなっています」と、町田氏は指摘する。

 例えば、生活様式の変化で、しゃがんで体を支える必要があった和式トイレは、腰かけてできる洋式トイレが主流に。ベッドで寝ていれば、毎日布団を敷いたり片付けたりする手間は不要だ。四つんばいになって雑巾がけをしなくても、立ったまま掃除機やモップをかければきれいになるし、自分は動かなくとも機械任せにできるお掃除ロボットも登場している。外出しなくても自宅にいながらネット注文で買い物もできてしまう。

お掃除ロボットの登場により、体を動かさなくてもいいように。楽になった一方で、筋肉を使うシーンが減っている。(写真:PIXTA)

 仕事にしても、パソコンやテレワークの普及で座りっぱなしのデスクワークの時間が長くなりがちだ。通勤時に階段を使えば運動になると分かっていても、ついエスカレーターやエレベーターを利用してしまうという人も少なくないだろう。

 現代社会は、筋肉を動かすことをサボっていても生活できてしまう。「これは生活習慣病の要因の1つであるとともに、筋肉量の減少を加速させている」と、町田氏は指摘する。

 筋肉量の減少に歯止めをかけ、いくつになっても自立した生活を送るためには、「筋肉を意識的に鍛える筋力トレーニングを継続することが重要」だと、町田氏は訴える。といっても、トレーニングマシンを使うようなハードな筋トレを指しているのではない。

 「自分の体重を利用する自体重トレーニングを週2回するだけでも、筋肉量を維持し強化することは可能です。QOL(生活の質)の維持や向上を目的とするなら、衰えやすい部位を重点的に鍛えるメニューの実践でも十分な効果が期待できます」(町田氏)

 本特集では、「いくつになっても動けるカラダ」をつくるうえで必要な「衰えやすい部位」を重点的に鍛える筋トレを紹介する。今回は、なぜ筋トレが重要なのか、筋トレによって分泌されるホルモンの観点から見ていこう。また、特に鍛えたい「速筋」についても詳しく解説していく。

*1 J Neurol Sci. 1988 Apr; 84(2-3): 275-94.

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    毎年、夏の時期が訪れると、過酷な暑さと共に増えるのが熱中症だ。高温多湿になると、体内の水分が失われて脱水症が起こりやすくなり、脱水症は熱中症を引き起こす。夏は命を守る戦いの季節。今回は熱中症を防ぐための基本的な知識から対策まで紹介する。

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    年を重ねたら誰もが必ずなる病気で、眼鏡をかけても矯正できない白内障。日本人の中途失明原因の1位であり、40歳以上の20人に1人がかかるという緑内障。視機能低下を進ませるこれら2つは、一体どうしたら早期発見でき、どんな治療をするのでしょうか。過去の人気記事を基に、多くの人が直面する白内障・緑内障との付き合い方を見ていきましょう。

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