CITYの初単独ライブ盛況、小野が石井の漫才熱を明かす「ネタ台本をうれしそうに持ってくる」(ライブレポート)

CITYの初単独ライブ「CYAN-シアン-」が昨日7月13日、埼玉・大宮ラクーンよしもと劇場で開催された。

2023年5月にコマンダンテを解散し、コーヒー好きが高じて自らカフェ経営なども行っている石井ブレンドと、ダイヤモンドとして「M-1グランプリ2022」決勝に進出した実績を持つ小野竜輔が先月6月に結成したCITY。石井が約2年ぶりに漫才コンビを組むということで、前コンビ時代のファンからも喜びの声が挙がっていた。

単独ライブは渋谷で撮影したというおしゃれなオープニングVTRで幕開け。マイクの前に登場した石井は「すいません、ちょっとカッコつけすぎちゃいました。何これ? 笑かす気ないでしょ」と自らツッコみ、小野も「昼の渋谷と夜の渋谷のあとに洋楽スタートですからね」と苦笑いを浮かべた。

CITYは結成1カ月ながら漫才8本を披露。2人の洗練された掛け合い、日常会話を起点にしながらも予想外の方向へと進む展開で観客を楽しませた。途中には石井が舞台上でコーヒーを淹れ、それを待っている小野とトークする「コーヒーブレイク」も。小野はコーヒーを飲みながら「おいしいですけど合間に……。こんな単独ってありなんですか?」と述べたが、石井は「(コンビ名が)CITYやし。何しても許してくださるやろ。俺はもうどう思われようがどうでもいい」と達観した様子で話していた。

すべてのネタを終えてのエンディングで、小野は「(石井が)すごいやる気で。来週の大阪公演では内容を少し変えることも考えてるらしいです。会うたびにネタ台本をうれしそうに持ってくる。僕のことを考えながら作った台本を(笑)。『俺と漫才したいんだ』と感じます」と裏話を明かすが、すぐに思い直した様子で「ちょっと重いか!?」と述べて観客の笑いを誘う。最後は「ライブを終わらせるのが苦手」だという石井が終わらせ方を試行錯誤しつつ、観客とのコール&レスポンスでライブを締めくくった。

来週7月20日(日)には単独ライブ「CYAN-シアン-」の大阪公演がよしもと道頓堀シアターで開催される。会場チケットは完売しているが、配信も行われるのでCITYの漫才が気になる人はぜひチェックしてみよう。

CITY単独ライブ 「CYAN-シアン-」大阪公演

日時:2025年7月20日(日) 18:00開場 18:30開演 19:30終演会場:大阪・よしもと道頓堀シアター料金:配信1800円(会場チケットは完売)

チケット:配信チケットはFANY Online Ticketで販売中。


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