ホンダ新「シビック タイプR」受注停止に大反響!

ホンダは「シビック タイプR」について、新規の注文受付を一時停止すると公式サイトで発表しました。この発表について、早くも様々な反響が出ています。

ホンダ新「シビック タイプR」受注停止に大反響!

 ホンダは、同社が製造・販売するスポーツカー「シビック タイプR」について、新規の注文受付を一時停止すると公式サイトで発表しました。  

 この発表について、早くも様々な反響が寄せられています。

ホンダ新「シビック タイプR」が受注停止!

 シビック タイプRの初代モデルが登場したのは1997年のこと。

 同じくホンダのハッチバックである「シビック」の6代目モデルがマイナーチェンジした際に、スポーツタイプとして追加されたのが始まりでした。

 その後、5度のフルモデルチェンジを経て、現行モデルは2022年に登場した6代目モデルです。

 今回発表されたのは上記の6代目モデルの新規受注停止であり、ホンダは以下のような声明を出しました。

「弊社車両をご検討頂き誠にありがとうございます。

 CIVIC TYPE Rは発売以降、お客様にご好評を頂いており、大変多くのご注文を頂いております。

 既にご注文された全てのお客様に対し、CIVIC TYPE Rを確実にお届けするために、現在ご注文受付を一時停止させて頂いております。

 ご検討頂いているお客様には多大なるご迷惑をお掛けいたしますことを深くお詫び申し上げます。」(原文ママ)

 上記のように、当初の予定を大きく上回る注文が寄せられたことから、ホンダはシビック タイプRの注文受付を停止したとのこと。

 さらに、2025年1月に新発売されたばかりの「シビック タイプR レーシングブラックパッケージ」についても同様に注文できない状態となっており、ホンダからの受注再開の連絡が待たれる状況です。

 ちなみに車両価格(消費税込)は、シビック タイプRが499万7300円、シビック タイプR レーシングブラックパッケージが599万8300円と設定されています。

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 上記の発表に対し、SNSでは早くも様々な反響が見られます。

 まず見られるのが、「転売目的で買う人が多いんじゃない!?」「中古車をサイト見たら未使用車が高額でたくさん売られてる…どういう事」という声。

 注文過多になった原因のひとつが、近年問題となっている転売のための買い占めだと指摘するもので、実際に中古車市場では、未使用のシビック タイプRが定価よりも100万円以上高額で出品されています。

 これに関連して見られるのが、「欲しいクルマが欲しい時に買えない時代…」「買う気が失せちゃうよね」という悲しみのコメント。

 本当に欲しいユーザーからすると、せっかく買おうと思っていても納車時期も分からず購買意欲が削がれてしまうため、この現状を嘆いている様子です。

 次に見られるのが、「100万円アップでも売れるんだなぁ」「みんなお金持ちだね…」「この金額でも注文殺到するのは凄い」という投稿。

 “100万円アップ”というのは、2025年1月に発売したシビック タイプR レーシングブラックパッケージのことだと思われますが、高級車に並ぶ価格にも関わらず注文が殺到している状況に驚くユーザーも少なくありません。

 また面白い意見としては、「日産も新型スポーツセダンとしてブルーバードSSSとか復活させたら人気出るかも」という声も。

 現在話題の多い日産について、過去に販売していた高性能スポーツカーを復活させれば注文が殺到するのではないか、と提案する意見でした。

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 人気が高すぎるゆえに受注停止となってしまった、シビック タイプR。

 過去には2023年1月にも受注停止となっており、ようやく納車待ち解消の目処が立ったことからの受注再開、さらに新モデルの登場でしたが、それまで待っていたユーザーが殺到したことで、すぐにまた受注停止の判断を余儀なくされた形です。

 仮に今後受注再開されたとしても、人気が続く限りはまた同じ展開になる可能性は否定できず、今後のホンダの対策にも注目が集まります。

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