「いても仕方ない」甲子園からプロスカウトが軒並み撤収のウラ側

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「昨日、スカウト部長から急きょ、担当地区の春季大会をカバーするように言われたので帰りますよ。チェックすべきタマがいないから、いても仕方ないだろうって」

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 25日、セ・リーグのあるスカウトはこう言って、センバツが行われている甲子園球場を後にした。各球団は大会前に担当地区のスカウトの推薦をもとに、センバツで見るべき選手をリストアップ。そこに載った選手を中心に、編成担当者や複数のスカウトがクロスチェックをする。例えば、この球団のリストをこっそりのぞかせてもらったところ、

【投手】中谷嘉希(北照)、菰田陽生(山梨学院)、吉岡貫介(大阪桐蔭)、杉本真滉(智弁学園)、徳丸凜空(崇徳)、木下瑛二(高川学園)、末吉良丞(沖縄尚学)

【捕手】吉岡伸太朗(専大松戸)

【内野手】池田聖摩(横浜)、古城大翔(花巻東)

【外野手】赤間史弥(花巻東)、川中鉄平(神戸国際大付)

 以上、12人の名前があったものの、前出のスカウトはこう言うのだ。

「今年のセンバツはただでさえ不作の上、リストアップされていたほとんどの選手が初戦敗退で姿を消した。残っているのは菰田、吉岡貫介、杉本、吉岡伸太朗の4人だけです。このうち菰田は22日の長崎日大戦で左手首を骨折、2回戦以降は欠場の見込み。ただでさえ1回戦終了と同時に多くのスカウトが引き揚げるのに、2回戦以降も甲子園に残ってチェックすべき選手が3人しかいないんじゃ、スカウトがいなくなるわけです」

 それでも甲子園の収穫はあったのか。

「初戦で本塁打を放った二刀流の菰田、昨夏の優勝投手の末吉、ドジャースも注目する織田の3人は評判通りの好素材、今年のドラフトで1位指名されるでしょう。あとはきょうの帰り際に見た智弁学園の杉本は、初戦で144キロだった最速が2キロほどアップ。馬力があり、スタミナも豊富。カーブ、スライダー、チェンジアップと変化球も豊富だけに、上位で指名される可能性もある」

 とは前出のスカウトだ。

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 日刊ゲンダイはセンバツ出場校の監督に直撃インタビューを実施。「給料」や「ドラ1候補の進路」「選手勧誘の流儀」など、赤裸々に語ってもらった。それらが収録されている関連記事 【監督インタビュー】 も要チェックだ。

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