娯楽化する宇宙ビジネス。ケイティ・ペリー、ベゾス氏の婚約者らが宇宙へ

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米民間宇宙企業「ブルーオリジン」の民間宇宙旅行が、2025年4月14日に打ち上げられる予定です。これ、一般的な注目度は過去最高になるかもしれません。

どこらへんが注目度が高いかというと…、搭乗する人!

6人の女性が宇宙へ

Amazonの創業者であり現会長のジェフ・ベゾス氏の民間宇宙企業ブルーオリジン。4月14日の打ち上げは、同社11度目の有人ミッションとなります。

今回、宇宙船ニューシェパードに搭乗するのは、以下の6名の女性です。

Gayle King氏(テレビMC)

Aisha Bowe氏(元NASA ロケット科学者)

Amanda Nguyen氏(人権活動家)

Kerianne Flynn氏(映画プロデューサー)

Lauren Sánchez氏(ベゾス氏の婚約者)

ケイティ・ペリー氏(歌手)

娯楽化する宇宙ビジネス

ブルーオリジンの「宇宙旅行」は、いわゆるサブオービタル飛行。地球周回軌道にはのらない弾道飛行で、宇宙空間の端っこを一瞬だけ体験できる旅です。フライト時間は11分ほど、宇宙の端っこを体験するのは2分ほど

ブルーオリジンの今回のミッションは、科学的要素よりもエンタメが強めです。ベゾス氏のフィアンセはフライトミッションを「地球の捉え方をみつめ直し、自分の体験談を広め、次の世代をインスパイアする永続的な影響を生み出すこと」だと語っています。科学よりも文化的意味合いが濃いミッションとなります。誰でも宇宙に行ける時代の先駆者となるわけですね。

誰でも宇宙時代が地球の未来だとしても、科学的ミッションを行うNASAの予算削減や宇宙ゴミが議論される今、エンタメ要素の強い宇宙ミッションは物議を醸すかもしれません。

ところで、旅費はどれくらい?

誰でも宇宙へとは言いつつ、ただしお金がある人に限るという大前提があります。

ブルーオリジンの宇宙旅行のチケット代は、公には明らかにされていません。が、一部報道によれば、ニューシェパードの1席分のチケット代は125万ドル(約1億9000万円)とのことです。

Source: Blue Origin

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