元TOKIO松岡の「男気会見」で際立つ、国分太一が抱える“沈黙の代償”

取材に応じた松岡昌宏の逃げない姿勢は評価されたが…

元TOKIOの松岡昌宏(48)が27日、舞台稽古先で、たったひとり立ったまま取材に応じた記者会見に、芸能関係者やネット上から「男気あふれる姿勢」「正直な言葉が胸を打った」などと称賛が集まっている。その一方で、依然として沈黙を貫いているのが「コンプライアンス違反」を指摘され、芸能活動休止に追い込まれた同じ元TOKIOの国分太一(50)だ。現時点で本人による公式な説明や会見の予定はない。週刊誌やネットメディアの憶測報道が広がるばかりで、ファンからは「なぜ国分くんは表に出てこないのか」と困惑や落胆の声が相次いでいる。騒動収束の気配は一向に見えてこない。

松岡昌宏の会見と勝算なき国分太一の“沈黙戦法”

国分が、このまま“沈黙戦法”を続けた場合、芸能界での立場はますます厳しくなりそうだ。

テレビ制作会社の幹部はこう指摘する。

「すでにレギュラー出演するテレビ番組はすべて休止状態。業界内では無期限活動休止を経て、そのまま引退という線も現実味を帯びてきました。視聴者やスポンサーからの信頼がいったん失われると、今後のテレビ復帰は非常に困難と言わざるを得ません」

ほとぼりがさめたころ、舞台や映画で復帰という線はないではないが、「会見なしでフェードアウトとなれば、小劇場系はともかく、東宝や松竹など商業ベースの表舞台に戻るのは、ほぼ絶望的」と劇団関係者も指摘する。

テレビ復帰は絶望的 城島茂や東山紀之の仲介は?

打開のカギを握るのは、やはり本人の「真摯な説明」だ。松岡のように自分の言葉で語ることで、少なくとも誠意は伝わる。

先の幹部は、「具体的に語れることがほとんどなくても、騒動を招いてファンを悲しませたことについて、炎上覚悟で会見に臨み、とにかく頭を下げ続けて、話せる範囲の言葉で説明すれば、報道陣が納得できる回答が得られなくても、世間の空気が徐々に変わる可能性はある」と話す。

「逆境の中でも逃げ出さない、という松岡さんの態度は立派だった」とも。

一方、水面下で“仲介役”の必要性も指摘されている。たとえば、元TOKIOのリーダー・城島茂や、旧ジャニーズ系で仲間の信頼が篤い東山紀之らが救いの手を差し伸べるのでは、という見方。こうした後ろ盾があれば、会見開催への心理的ハードルも下がりそうだ。

番組の続行が決まった「ザ!鉄腕!DASH!!」が、どのクールまで放送されるかも、国分の今後にかかわってきそうだという。

「時の流れは非情です。説明責任を果たさない限り、“逃げている”とのレッテルだけは剥がれない。今が進退の分岐点、逆風の中でも逃げずに立ち向かえるか否かが、国分さんの今後を決定づけるでしょう」と同幹部。

ファンも芸能界も、いま一度彼の本音と覚悟に耳を傾けたいと切望している――。

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