「Mac Studio」刷新、M4 Max/新M3 Ultraチップ搭載で32万8800円

 Appleは3月5日、「M4 Max」と新しい「M3 Ultra」チップを搭載した新型「Mac Studio」を発表した。

提供:Apple/CNET ※クリックすると拡大画像が見られます

 コンパクトデスクトップのMac Studioは、ノートPCほど頻繁にアップグレードされないが、より商用向けの「Mac Pro」より更新サイクルは短い。とはいえ、Appleの製品はデザインが長期間変わらないことが多く、2025年モデルのMac Studioも2022年の初代モデル(および2023年の後継モデル)と見た目は同じだ。内部ではプロセッサーがM4 MaxとM3 Ultraにアップグレードされ、「Thunderbolt 5」に対応、メモリーも増えた。

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 同時に発表された「MacBook Air」とともに、予約注文は即日開始、出荷は3月12日から。最小構成の価格は米国では変わらず1999ドル(日本では32万8800円)だが、メモリーが32GBから36GBに増えている。

 M4 Maxモデルは最大16コアのCPUと最大40コアのGPU、16コアのNeural Engine、410GB/sのメモリー帯域幅を備え、36GB~最大128GBのユニファイドメモリーを搭載。

 一方、M3 Ultraモデルは最大32コアのCPUと最大80コアのGPU、32コアのNeural Engine、819GB/sのメモリー帯域幅を備え、96GB~最大512GBのユニファイドメモリーを搭載する。

 多数のコアと大容量メモリーは、クリエイティブな作業やローカルのAIトレーニング、大規模なモデルの利用など、パフォーマンスが要求されるアプリケーション向けだ。注目すべきは、M3 Ultraを搭載した上位構成のMac Studioが、まだ「M2 Ultra」を搭載しているMac Proを上回る性能を備える可能性がある点だ。M3 Ultraのコアは多いが、M4 Maxのコアはより高速かつ効率的なバージョンであり、全体としてはM3 Ultraが速いと予想されるが、その差はテスト次第だろう。

Mac Studioの製品ページ

この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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