【異変】「本当にがっかり」見ごろのアジサイがほぼ全滅 茎がチョッキリ…意外な犯人は?京都・三千院
アジサイの名所として知られる京都市の「三千院」で、寺院側が「お詫び」をする、異例の事態が起きています。アジサイに起きた異変の“犯人”とは。 京都・大原の「三千院」。1200年もの歴史を持つ、名刹です。 報告・阿部頼我 記者「こちら三千院は“東洋の宝石箱”とも称される美しい庭が有名なんですが、その庭にいまある異変が起きているんです」 境内には、国宝の文化財もありますが、合わせて、訪れた人をひきつけてやまないのが、庭園です。新緑や紅葉、雪景色と、四季折々の自然を堪能できる庭で、数百年にわたり人々を魅了してきました。 中でも、例年今の時期に見頃を迎えるアジサイは、色とりどりに一面を埋め尽くし、多くの参拝客を楽しませてきました。 しかし、今年は、“ある異変”が。 三千院 園部 宏人さん「一応、こちら一面に見えますのが『あじさい苑』で、ほとんどが咲いていない」 見頃のはずのアジサイが、ほとんど見られない状態に。花が枯れているのか、と思いきや…。 三千院 園部 宏人さん「茎の部分が、チョキチョキされている状態」 よく見ると、花ごとなくなっているのです。切り口自体は、被害に遭った後に、寺側が剪定し直したものですが、ほとんどの株が被害に遭い、花が見られないのです。 三千院は明日(13日)から1か月間、「あじさい祭」を開催する予定ですが、京都バスが臨時バスの運行を急きょ取りやめる事態に。 参拝者「『咲いてないねぇ』と、ちょうど話していたところです」「『あじさい苑』がきれいだということで来たんですけど、ちょっとがっかりですね。本当にがっかりですね」 花ごと落としてしまったのは、誰なのか…。寺で聞くと、意外な“犯人像”が…。 三千院 園部 宏人さん「これは“アジサイチョッキリ”という言い方をするゾウムシの一種です。アジサイを特に好んで、このようにチョキチョキする」 三千院の庭師によると、“アジサイチョッキリ”と呼ばれる『シロオビアカアシナガゾウムシ』による被害と見られていて、茎に卵を産み付ける際に、その上の花やつぼみを切り落とすということです。 これまでも被害はありましたが、全滅に近いのは初めてで、原因はわからないということです。 三千院 園部 宏人さん「自然の偉大さだったり、木々も生きているし、虫さんも生きているわけです。ゾウムシもご自身が生きるためということもあるでしょうから。今回のことを恨むのではなくて、毎年きれいに咲いていただいているアジサイに、改めて感謝をさせていただく。来年はいつも以上に気合をいれて、みなさん方に『いつもよりすごいな』と思っていただけるような『アジサイ会』にさせていただく。そういう思いで、今は一杯です」
チャリティーイベントなどもあることから、「あじさい祭」自体は、予定通り開かれるということです。