R-1王者・今井らいぱちがNSCで特別授業 ななまがり初瀬、しんや、田津原理音も駆けつける

「R-1グランプリ2026」の王者・今井らいぱち、ファイナリストのななまがり初瀬、しんやが本日3月26日、東京・よしもとアカデミー東京校にて同校の現役生への特別授業を行った。

優勝から5日、現在の状況

MCを務める「R-1グランプリ2023」王者・田津原理音から「優勝後の状況はどうですか?」と聞かれたらいぱちは「大会の翌日に『ノンストップ!』。次の日は関西で3番組。そこからまた東京に帰ってきて……」と忙しさをアピールしつつ、「正直、夜は寝れています。芸人の年齢が上がりすぎて、深夜に収録している番組があまりないような気がする(笑)。収録は大体日中に終わるので、深夜まで仕事ということは意外とないです」と話す。そして改めて「バナナマンの設楽さんに『おめでとう』と言われる人生やと思っていない。マジで全員チャンピオンになったほうがええで!」と呼びかけた。

ほかにも、「ハリウッドザコシショウさんに『今までのお前はテレビに出ても、誰も知らないただのハゲだったんだよ。でもこれからは“らいぱちくん”になる。だからここからがスタートなんだよ』と言われた」と大会直後の熱いエピソードも披露。また大阪にいる家族と優勝後に初めて会ったときのことも振り返り、「奥さんが家のドアを開けて『おめでとう!』と言ってくれたんですけど、今まで見てきた笑顔とは全然違う笑顔。声が2オクターブ高くて、憑き物が取れたような表情でした」と清々しく語った。

真逆の意見をもらったとき、どちらを選ぶ?

質疑応答のコーナーでは生徒から「ネタの講評で真逆の意見をいただくことがあるが、どちらを選べばいいのでしょうか?」という質問が。らいぱちは「これはマジでそうで、確かに真逆の意見をもらうときがある。でも結局は自分がいいなと思ったほうを取り入れてます。自分のネタなんだから自分がノるほう、自分がワクワクするほうを選ぶのがいいと思う」と話し、田津原も「その人に向いてること、向いていないことがある。『どちらの講評も正しいけど』と俯瞰で見つつ、結局最後は自分」と同調する。

また「自分の好きな笑いを貫いているがなかなかウケず、作家さんにウケるネタに寄せるべきなのか」という生徒の悩みに対して、らいぱちは「若い子に言いたいのは、ウケてもウケなくてもどっちでもいいから、いったん人の意見を無視してマジで自分で100%考えたものをぶつけてほしい。今は笑いの教科書になるものが多すぎて、みんなすごく技術はあるし、70~80点を出してくる。でも『荒いな、こいつ!』と思われても純度100%のネタで勝負してほしい。やり方を変えればウケることがあるので、今の結果がすべてだと思わないほうがいい」と熱弁。田津原も「残っている人たちはみんな、その人しかできないことをやっている」と自分を貫くことを大切さを伝えた。

「言い切る男」は最強のシステム

ここで「言い切る講師」ことななまがり初瀬、「ラグビー講師」ことしんやも登場し、らいぱちは「1人もネタ職人タイプがいない!」と苦笑い。「R-1グランプリ2026」決勝から5日経った近況を聞かれたしんやは「まだ魔法が解けてない。余韻がある。SNSで先輩が『R-1』についてコメントしてくれているのを見つけたりして、そういうのが楽しいです」と笑顔を見せた。

ななまがり初瀬は周囲から「言い切る男でCMくるんちゃうか」と言われているそうで、「マ・ジ・で! きてほしい! なんでも言い切れるから! おいしいか、おいしくないか、言い切りましょう! おいしい!」と汎用性の高さをアピール。らいぱちは「言い切る男のシステムって平場でも最強。まず2択って芸人としてめっちゃおもろいじゃないですか。しかも平場で振られたときに1回考える時間があるんですよ。普通は瞬時に返さないといけないんですけど、言い切る男は『まだ答え出てないですよね』とか言いながら、どっちがウケるか、頭の中グルグルグルグルってなってる(笑) せこいねん!」と語り、初瀬から「言うな!それ」と制止されていた。

彼らには、エンタメのデジタル分野を学んでいるYDA(よしもとデジタルエンタテインメントアカデミー)の生徒から「裏方のスタッフからしてもらって助かったことは? 芸人さんに役立つスタッフになりたいので教えてほしいです」という質問が。初瀬は「ネタで使う音源を依頼したとき、『こうしてほしい』という要望に対して迅速に返信がきた。そんなんはめっちゃうれしい! すごく手前のことですけど、LINEの返信が速いスタッフさんとかはありがたい」と話し、しんやも「R-1関連の動画は早くアップしたいじゃないですか。急いでいるのを汲み取ってくれて先に動いてくれる作家さんはかなり助かってます」と同意する。また田津原は「お笑いに詳しいか詳しくないかが個人的には重要。信頼関係で成り立ってるので、お笑いに詳しい人には『任せられるな』と思います」と述べ、初瀬も「『そのボケ、誰々と被ってますよ』みたいな意見はマジで欲しい!」と話していた。

結局、らいぱちは泣いたのか?

特別授業後の取材会で、らいぱちは「まさか僕がNSC生の前で授業をする日がくるとは。教えられることなんかあるかなと不安だったんですけど、養成所時代のことを思い出しながら意外としゃべれました。(優勝ネタのYAMATOになりきって)できた! できた! 講師ができた!」とコメント。しんやは「もっとアホな質問がくるかと思いましたが、自分みたいな奴はあまりいなかったですね。真面目! もうちょっと奇天烈な奴がほしい! バカになれ!」と生徒にメッセージを送った。

改めて「R-1」の反響の話になると、らいぱちは「ずっとエゴサしています。時間さえあれば『今井らいぱち』『今井らい』『らいぱち』『らいぱちさん』でエゴサ。『今井らいぱち』と『今井らい』で違うポストが出てくるんですよ」とコメント。また優勝直後に泣けなかったことにも話が及ぶと、「奥さんの顔を見たときも泣かなかった。大阪のメンバーに会っても泣かなかった。よしもと漫才劇場でお客さんたちの大拍手に迎えられたときも泣かず。お世話になっていた舞台監督さんが泣きながら駆け寄ってきてくれたときも泣かず。その後、楽屋でソファに座ってるセルライトスパ大須賀さんが『よかったなあ』と言ってくれたとき、急にブワーッと涙が出てきた」と話し、初瀬から「なんで大須賀やねん」とツッコまれた。

仕事が次々と舞い込み、3月末まであったアルバイトの予定がすべてキャンセルになったというらいぱちは「実はこの1年間、ジョイポリスの夜間の清掃バイトをよくしていたんですが、原付で行っていたから斜め前がフジテレビだって気付いてなかったんです。真っ暗やったし。今回、初めて電車でフジテレビに向かったときに『あれ、なんかここらへん見たことあるな?』と思ってパッと横を見たらジョイポリスだったんです。夜勤バイトのすぐ斜め前の場所が決勝の舞台やったんやとビックリしました」というエピソードを披露。田津原は「エモい! 優勝する人のエピソードすぎる。確定演出すぎる」と笑い、初瀬も「ええ話すぎる! その話、もっとしていったほうがええで!」と薦めたが、本人はあまりピンときていない様子だった。

NSCをはじめ、よしもとアカデミーは4月30日まで生徒募集を延長中。

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