関税協議「五里霧中」、最終決定はトランプ米大統領=赤沢再生相

 赤沢亮正経済再生相(写真)は10日の閣議後会見で、日米関税交渉で一致点が見いだせるかは見えておらず、道筋は五里霧中だと述べた。4月18日、東京で撮影 (2025年 ロイター/Issei Kato)

[東京 10日 ロイター] - 赤沢亮正経済再生相は10日の閣議後会見で、日米関税交渉で一致点が見いだせるかは見えていないとした上で、「道筋は五里霧中」と語った。「最終的に決めるのはトランプ大統領だ」と述べた。

来週の主要7カ国首脳会議(G7サミット)で予定する日米首脳会談では関税協議が必ず話題になるとする一方、自身が同行するかは予断を持って答えられないと語った。

政府が13日に閣議決定する見通しの「骨太の方針」(経済財政運営と改革の基本方針)で掲げる「減税より賃上げ」の趣旨について、「減税だけて経済のパイは増えない」と説明。同時に「所得税減税を実施しており、減税を全く行わない意味ではない」とも話した。

石破茂首相が9日に名目国内総生産を1000兆円へ引き上げると打ち出したことについては、「個人的には1200兆円まで引き上げたい」とした。

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