「目も開かないほど眠そう」な2頭のラブラドールが早朝に出勤する飼い主さんをお見送り!行動の心理を獣医師が解説(いぬのきもち WEB MAGAZINE)

玄関で眠たそうにしているワケは……。 X(旧Twitter)ユーザー@Miena_1_26さんの愛犬・ミーナちゃん(左・ラブラドール・レトリーバー・撮影当時6才)とメルツちゃん(右・ラブラドール・レトリーバー・撮影当時8才)は飼い主さんのお出かけの際、いつも見送りをしているそう。この投稿も飼い主さんのお見送りをしている様子です。しかし、この日のお見送りはなんと午前3時。さすがに眠気を隠せていないようで……。 【写真】「この日はなんと午前3時」目が開かないくらい眠たそうなミーナちゃん(左)とメルツちゃん(右) 飼い主さん: 「私の仕事が久しぶりの早番で、いつもはぐっすりな3時半に犬を起こしてしまいました。出勤の準備中はリビングで寝ていたのですが、玄関で私が靴を履いたりしている音でミーナが来てくれたので、メルツに『行っちゃうよー』と声をかけたら、のそのそと見送りに来てくれました」 あまりにも眠そうにしていた2頭に、飼い主さんは「私も久しぶりの早番で眠いんだよぉ。ごめんね……」と思ったそうです。ふだんは寝ている時間の見送りに、眠そうだったミーナちゃんとメルツちゃん。それでも見送りを欠かさなかったそうです。 飼い主さん: 「この投稿でみなさんが笑顔になってくださったようでうれしいです。ミーナとメルツは『散歩じゃないのにこんなに早く起こした……』と思ってそうですが(笑)。ここまで眠そうな顔は初めて見ましたが、不満そうな顔はよく見ます」

お出かけのときの見送りでは、さまざまな表情を見せてくれるそう。見送りを欠かさなくなったきっかけを飼い主さんに聞いてみました。 飼い主さん: 「『良い子に待っててね』と、おやつをあげたことがあったのですが、それがきっかけになったのだと思います。いまでは早番、日勤、日々の買い物など、いつもお見送りしてくれるようになりました」

ここからは、ミーナちゃんとメルツちゃんの行動から読み取れる心理などについて、いぬのきもち獣医師相談室の山口みき先生にお話を伺います。 ——ふだんはぐっすり寝ている時間でも、飼い主さんのお見送りを欠かさなかったミーナちゃんとメルツちゃん。とても眠そうな表情をしていたそうですが、このときの2頭の行動からはどのような心理が読み取れますか。 山口先生: 「お見送りが日課となっているのでしょう。眠くても日課をこなしたのだと思います」 ——今回の2頭のような行動をとりやすい犬の特徴などがあれば教えてください。 山口先生: 「学習しやすい犬はその傾向があるのでしょう。ゴールデン・レトリーバーもそうですが、使役犬として活躍している犬はそういえると思います」 ミーナちゃんとメルツちゃんは今日も飼い主さんをお見送りしていることでしょう。 写真提供・取材協力/@Miena_1_26さん/X(旧Twitter) (監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・山口みき先生) 取材・文/長谷部サチ ※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年6月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。

いぬのきもちWeb編集室

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