「市場の閉幕、重い罰金、そしてグループへの謝罪ですべて解決」…スポルティングCP会長、合流拒否のギェケレシュに
【欧州・海外サッカー ニュース】スポルティング・リスボン会長がスウェーデン代表FWヴィクトル・ギェケレシュに対する処分を口に。
スポルティング・リスボンからの退団を目指して強硬手段に出たスウェーデン代表FWヴィクトル・ギェケレシュだが、懲戒処分を受ける運びとなってしまったようだ。『The Athletic』が報じた。
昨季も公式戦52試合で54得点13アシストと凄まじい活躍を披露して、今夏の去就が注目されるギェケレシュ。アーセナルとスポルティングCPの間で交渉に発展しているが、金額面で溝が埋まらず、合意に至っていない模様だ。
スポルティングCPとギェケレシュの間では6000万ユーロ+1000万ユーロのオファーで移籍できるという紳士協定が結ばれており、アーセナルからはそれを上回るオファーが舞い込んでいるものの、いまたに成立していないという。
そうしたなか、27歳ストライカーはひとまず11日からスポルティングCPのプレシーズントレーニングに合流するはずだったが、欠席。フレデリコ・ヴァランダス会長はポルトガル『LUSA』でこう述べている。
「我々は冷静だ。市場の閉幕、重い罰金、そしてグループへの謝罪ですべて解決されるはず。彼ら(関心クラブ)がヴィクトルに適正な市場価格を支払わないなら、(ギェケレシュとの契約期間である)今後の3年間もこのままでいい」
また、「天才たちがこういう策で我々に圧をかけようとしているなら、それは完全な過ちであり、移籍をより複雑にしているだけだ。誰であれ、クラブの利益よりも優先される者などいない」とも言い放った。