イラン、国連の制裁再発動なら対応へ

 7月14日、イラン外務省の報道官はイランの核開発計画を巡り国連の制裁が再び課された場合、イランは対応すると述べた。写真はイランの国旗のイメージ。2024年4月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

[ドバイ 14日 ロイター] - イラン外務省の報道官は14日、イランの核開発計画を巡り国連の制裁が再び課された場合、イランは対応すると述べた。具体的にどのような措置を講じるかは明らかにしなかった。

フランスの外交筋は先週、ロイターに対し、欧州の安全保障上の利益を保証する核合意が存在しない場合、欧州は「スナップバック・メカニズム」の下でイランに対する国連制裁を復活させる必要があると述べた。

スナップバック・メカニズムは、2015年の核合意に基づいてイランに国連制裁を再発動するプロセス。核合意ではイランの核開発を制限する見返りに制裁を解除した。

イラン外務省報道官は会見で「スナップバック・メカニズムを使うという脅しは法的・政治的根拠を欠いており、イラン・イスラム共和国は適切かつ相応の対応をとるだろう」と述べた。それ以上の詳細は明らかにしなかった。

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