【初公開】静岡市スタジアムの結論は“新設” 用地購入合意で大前進 周辺は「超スマートガーデンシティ」へ …2030年代半ば開業可能性示す

新スタジアム建設へ。静岡市が大きな一歩を踏み出し、そのイメージが初めて公開されました。静岡市の難波市長は。(静岡市 難波市長)「静岡市が土地を取得をして、土地区画整理事業に参画することにしました。合意内容ですけども。土地7万8598平方メートルを41.5億円で購入をします」新スタジアム整備の候補地となっている清水駅東口近くにある製油所跡地。所有する石油元売り大手の「ENEOS」と、土地の購入に関して合意したと発表しました。約14ヘクタールの土地のうち、静岡市が約8ヘクタールを41億5000万円で購入。2026年度予算案には、この購入費の一部として約29億円を盛り込みます。面積や費用に関しては、「静岡市とENEOSで事業リスクを概ね半分ずつ分担する」と、方向性が一致したということです。その上で…。(静岡市 難波市長)「改修か新設かについては、スタジアム新設について公民連携の形が整えば、この地域づくりエリア、ENEOS社のところに新設した方がいいという結果になりました。スタジアムはここにつくるべきです」新設を目指すことを決断しました。新スタジアムの建設を巡っては、清水エスパルスの本拠地「IAIスタジアム」が観客席の屋根不足といったJリーグの施設基準を一部満たしていないことや、老朽化などから議論が始まりました。2014年には清水エスパルスが静岡市に新スタジアムの建設を要望。2022年には検討委員会が立ち上げられ…検討の結果、新スタジアムの最有力候補地として、清水駅東口に近い「ENEOS」が所有する「清水製油所跡地」が選ばれたのでした。ただ静岡市は新スタジアムの建設か。IAIスタジアムの改修か。どちらにするか慎重に検討を進めてきました。2025年8月、難波市長は…。(静岡市 難波市長)「これから半年かけて、IAIスタジアムについても改修費がいくらかかるか詰めます」その一方で、新スタジアムに向けた土地の協議も進めてきました。(静岡市 難波市長)「協議は順調に進んでいる。どれぐらいの土地を市が取得して、どういう手法で事業を進めていくのか具体的な詰めをしています。来年のはじめには合意できればいいかなと」17日の会見によると、市ではIAIスタジアムを改修して今後30年使用する場合は151億円がかかると試算。一方で、新スタジアムの建設は300億円以上の建設費用が想定されますが、交通アクセスの改善や経済波及効果など「投資効果が高い」と評価し、「新設が望ましい」と結論付けました。ただ、あくまで「公民連携のかたちが整えば」と話していて…。(静岡市 難波市長)「新設した方がいいんですけど、問題はこのスタジアム新設ができるかどうかです。それは公共投資だけではできないので、民間投資についてどのくらいできそうかという検討が必要になります」また今回の合意に向けて、ハードルのひとつともなっていたのが「タンクの撤去費用」です。Daiichi-TVは去年12月テレビとしては初めて、製油所跡地の中の取材を許されました。(高山 基彦 キャスター)「こんなに大きいんですか!?」巨大なタンクは高さ約20m。人と比べるとその大きさは一目瞭然です。( ENEOSの担当者)「海外から油を輸入して油製品を作っていた時の原油タンクとして使っていたもの。大きいですけど中身は“がらんどう(空)”なので」このタンクの撤去費用に関しては、エネオス側が費用を負担する方向で合意に至ったということです。見えてきた新スタジアムと周辺の姿。まちづくりの方針は「超スマートガーデンシティ」と発表されました。土地の中央にスタジアムがあり、清水駅側には商業施設やオフィスなどの配置を想定。「花と緑あふれる空間」を目指すということです。ついに動き出した大型事業に、清水では…。(清水区民)「清水に住んでいる身としてはすごく盛り上がる感じがしてうれしいですとても。自分は地元の居酒屋で働いているんですけど、サッカーの日は盛り上がるので、そういうのがもっと増えるのかなと思う」(清水区民)「大勢の人がお見えいただけるし、サッカー終わった後でこの周りを散策するでしょうし、地域にとってもいいことだと思います」今後は土地に関して、2026年4月に市とENEOSが売買の仮契約を結び、冬ごろからタンクの撤去を始めるなど、2030年代初めには土地区画整理事業が完了する予定です。

新スタジアムに関しては今後、実現の可能性を検討する調査など行われ、難波市長は2030年代半ばに開業できる可能性を示しています。

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