ガザ配給所付近などでイスラエルが攻撃、60人死亡 ハマスが5人殺害と人道財団
6月11日、 パレスチナ自治区ガザではイスラエル軍の攻撃で少なくとも60人のパレスチナ人が死亡した。写真は同日、ガザの病院で、イスラエルの攻撃により死亡した親戚の遺体を前に嘆くパレスチナの男性(2025年 ロイター/Dawoud Abu Alkas)
[カイロ 11日 ロイター] - パレスチナ自治区ガザでは11日もイスラエル軍の攻撃で少なくとも60人のパレスチナ人が死亡した。大半は米国が支援する「ガザ人道財団(GHF)」の支援物資配給所付近で死亡した。
現地病院関係者によると、夜明け前に旧ユダヤ人入植地ネツァリム付近の配給所に向かっていたガザ市民少なくとも25人が死亡し、数十人が負傷した。
イスラエル軍は、部隊を威嚇するようなポーズをしながら進んでいたため、夜間に警告射撃を行ったと明らかにした。
また、南部ハンユニスの病院関係者によると、ラファのGHF配給所に向かっていた少なくとも14人も、イスラエル軍の銃撃で死亡した。
一方、GHFは11日遅く、GHFに協力しているパレスチナ人20人以上を乗せたバスが、イスラム組織ハマスに襲撃され、少なくとも5人が死亡したと発表した。バスは配給所に向かっていたという。
GHFは「ガザの人々に重要な支援を提供するというわれわれの任務を継続する」と表明した。
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