ウクライナ外相らが中国外相と会談、和平へのビジョンなど協議

2月15日、 ウクライナのシビハ外相(写真)とイエルマーク大統領府長官は和平への道筋に関する同国のビジョンについて中国の王毅外相と話し合ったと明らかにした。2024年12月撮影(2025年 ロイター/Nadja Wohlleben)

[15日 ロイター] - ウクライナのシビハ外相とイエルマーク大統領府長官は15日夜、和平への道筋に関する同国のビジョンについて中国の王毅外相と話し合ったと明らかにした。

ウクライナとロシアの戦争終結に向けた和平交渉は、両国の交渉担当者と米高官の間で近日中に開始されるが、欧州連合(EU)当局者は参加しない予定。

シビハ氏はミュンヘン安全保障会議の合間に行われた会談について「イエルマーク氏とともに中国の王毅外相と会談し、領土保全に対する相互尊重を再確認した」とXに投稿。「二国間関係と貿易の発展について話し合ったほか、包括的で公正かつ永続的な平和への道筋に関するウクライナのビジョンを共有した」と述べた。

イエルマーク氏はテレグラムへの投稿で、ウクライナで持続可能な平和を達成する方法に関する同国のビジョンについて話し合ったほか、二国間関係の発展についても協議したと明らかにした。

王氏は14日、ミュンヘン安全保障会議で、中国はウクライナ戦争の全当事者が和平交渉に参加すべきと考えていると発言。戦争終結に向けた米国の一連のメッセージを受け、和平交渉における欧州の役割を強調した。

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