前場に注目すべき3つのポイント~日経平均株価の出遅れ修正が意識される~
日経平均 <5分足> 「株探」多機能チャートより
米国ではエヌビディアが不安定な値動きであり、国内ではソフトバンクG<9984>の動向にらみの展開になりやすいだろう。一方で、アドバンテスト<6857>や東エレク<8035>はリバウンド基調をみせてきている。フィラデルフィア半導体(SOX)指数は5日続伸で25日線を突破している。半導体・AI関連株への資金流入が再び強まる可能性もあるなかで、年末高値の期待も高まってきそうだ。また、TOPIXが史上最高値に接近するなかで相対的に日経平均株価の出遅れが意識されている。
これを修正する形でのリバランスの動きも入りやすくなると考えられるほか、相対的に出遅れが目立つ中小型株へも押し目拾いの動きがみられてくるようだと、個人投資家のセンチメント改善にもつながりそうである。 ■メガチップス、26/3上方修正 純利益 115億円←90億円メガチップス<6875>は2026年3月期業績予想の修正を発表。純利益を90億円から115億円に上方修正した。投資有価証券として保有するSiTime株式400,000株の売却を実施いた。売却により、2026年3月期の連結決算及び個別決算において150億円の投資有価証券売却益を特別利益として計上する予定。
■前場の注目材料 ・シカゴ日経225先物は下落(50230、-20) ・為替相場は円高・ドル安(156.00-10) ・米原油先物相場は下落(58.55、-0.10) ・米長期金利は上昇 ・日中関係の緊迫化 ・トランプ政権による関税政策 ・中国の景気後退懸念・安川電機<6506>ソフトバンクと協業、日常空間に自律ロボ
・兼松<8020>印刷ラベル参入、自社ブランドで市場開拓 ・キヤノン電子<7739>キヤノンがTOB、宇宙事業の成長加速 ・スズキ<7269>空間情報取得基盤開発、インフラ側にセンサー設置 ・中央発條<5992>藤岡工場に新棟、冷間コイルのライン老朽化に備え ・デンソー<6902>動力源多様化へ新部署、半導体特化の組織も ・オリジン<6513>茨城・結城工場を来春稼働、車向け安全機構部品を月産45万個 ・NITTAN<6493>横浜キャピタルと連携、経営支援受け25億円調達 ・技研製作所<6289>自動運転・補助機能搭載圧入機投入 ・京セラ<6971>米の資材販社を売却、ポートフォリオ再編 ・BIPROGY<8056>ヨセミテワンを405億円で買収、リテール強化 ・帝人<3401>ポリカ水平再生、溶媒で循環・安価 ・大阪ガス<9532>米バイオメタン調達、来月2.6万立方メートル受け入れ ・Jパワー<9513>28年度末までに高砂火力廃止 ・エーザイ<4523>早期認知症の皮下注製剤、日本で申請 ・ティムス<4891>秋田大学と、生体炎症制御で薬効薬理を研究 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 7-9月期法人企業統計調査・全産業設備投資(予想:前年比+6.0%) <海外> ・10:45 中・11月RatingDog製造業PMI(予想:50.5、10:50.6) ・24:00 米・11月ISM製造業景況指数(予想:49.3、10月:48.7) 《NH》