ロシア軍が急速に前進、戦略上重要な東部クラホベに侵入=報告書

アナリストの分析によると、ロシアはウクライナ戦争初期以来最も速いペースで進軍しており、戦略的に重要な東部クラホベに入り、ウクライナ軍の弱点を突いている。写真はウクライナのドネツク州で9月撮影。(2024年 ロイター/Stringer/File Photo)

[26日 ロイター] - アナリストの分析によると、ロシアはウクライナ戦争初期以来最も速いペースで進軍しており、戦略的に重要な東部クラホベに入り、ウクライナ軍の弱点を突いている。

ワシントンに拠点を置く戦争研究所のアナリストは報告書で、「ロシア軍は最近、2023年全体よりもかなり速いペースで前進している」と述べた。

報告書は、ウクライナ東部ドネツク州にあるウグレダルとベリカノボシルカ付近の戦場で最近確認された成果に言及した。

また、ロシアの独立系メディアグループ「Agentstvo」が掲載した報告書によると、ロシア軍は過去1週間で、ウクライナの領土約235平方キロメートルを占領。週間で今年最大となる。

Agentstvoは、ウクライナ軍と密接な関係を持ち戦闘映像の分析や前線地図の提供を行っている団体「ディープステート」のデータを分析した。

戦争研究所の報告書や親ロシア派の軍事ブロガーは、ロシア軍がドネツク州の交通の要衝であるポクロウシクへの足がかりとなるクラホベに入ったとしている。

ディープステートは25日のテレグラムへの投稿で、ロシア軍はクラホベ付近にいるとした。

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