米テキサス州のはしか感染さらに増加、CDCが支援部隊派遣へ
4月15日、米テキサス州保健当局は州内のはしか感染確認が561件になったと報告した。写真ははしか予防や検査を呼びかける貼り紙。同州セミノールのゲインズ郡裁判所で6日撮影。提供写真(2025年 ロイター/Justin Rex for The Texas Tribune)
[15日 ロイター] - 米テキサス州保健当局は15日、州内のはしか感染確認が561件になったと報告した。11日から20件増となり、政府は対策支援要員7人を派遣すると発表した。
流行の中心地であるゲインズ郡の症例は、11日の355件から364件に増加した。
米疾病対策センター(CDC)ウイルス疾患部門のデビッド・シュガーマン博士は15日、CDCに助言する専門家委員会で、コロナ禍中に同州に割り当てられた約110億ドルの連邦補助金が取り消されたことで対応が妨げられていると述べた。この補助金は、はしかや鳥インフルエンザなどの感染症の追跡、予防、制御に充てられていた。
同氏は「テキサス州やその他の管轄区域支援に必要な資源と人員を必死で確保している」と説明。CDCは3月4日から4月1日に流行への対応と現場での技術支援のためテキサス州に15人を派遣したとし、今月15日には第2陣を派遣すると述べた。
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