【速報中】ドジャース・大谷翔平 第5打席でパドレス・松井裕樹から45号ソロ 山本由伸は〝魔の〟三回に2ラン被弾も6回4安打2失点の粘投
一回、四球を選ぶドジャース・大谷翔平 =米サンディエゴのペトコパーク(撮影・佐藤徳昭)
パドレス2―8ドジャース(24日、サンディエゴ)米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手(31)がパドレス戦に「1番・DH」で出場。九回にパドレスの松井裕樹投手(29)から4試合ぶりとなる45号本塁打を放ち、シュワバー(フィリーズ)に再び追い付きナ・リーグトップタイに躍り出た。この日は4打数1安打1打点で打率・280。先発した山本由伸投手(27)は、6回4安打2失点6奪三振で11勝目をマークした。チームはパドレスとの首位攻防3連戦で2連敗していたものの、この日は快勝。再び同率首位に立ち、地区優勝マジック31が点灯した。
一回、大谷の第1打席はボールを見極め四球で出塁した。2番ベッツの中前打で無死一、二塁、3番フリーマンが四球で無死満塁とし、4番Tヘルナンデスのフェンスを越えた〝本塁打〟をパドレスの中堅・ラウレアーノが好捕球。中犠飛となり、その間に大谷が生還し1点を先制した。
その裏、山本がマウンドに上がり、1番タティスに四球を与えるも、2番アラエスを二ゴロ併殺打に打ち取った。3番マチャドを空振り三振で、立ち上がりを無失点に抑えた。
二回裏、山本は4番オハーンを二ゴロ、5番ボガーツ、6番シーツを連続で空振り三振とし、この回も無失点で切り抜けた。
三回、大谷の第2打席は高めのフォーシームに手を出し、空振り三振に倒れた。
その裏、山本は7番ラウレアーノを左飛に打ち取るも、8番クロネンワースに左前打を許した。1死一塁から9番Eディアスに左中間席への6号本塁打を許し、2ー1と逆転を許した。後続は打ち取った。山本は三回に失点する試合が多く、この日も負の連鎖を断ち切れなかった。
四回裏、山本は3番マチャドを三ゴロ、4番オハーンを左飛、5番ボガーツを空振り三振で三者凡退に仕留めた。
五回、2死無走者で大谷が第3打席に立ったが、中飛に倒れた。
その裏、山本は6番シーツに左越え二塁打を許し無死二塁とされ、続く7番ラウレアーノを空振り三振。8番クロネンワースに四球で1死一、二塁とピンチを広げたが、後続を打ち取り無失点で切り抜けた。
六回、1死無走者で3番フリーマンが17号となるソロ本塁打を放ち、2ー2の同点に追いついた。
その裏、山本は2番アラエスを中飛に打ち取ったが、3番マチャドに中前打を許し1死一塁とした。続く4番オハーンは中飛、5番ボガーツは空振り三振でピンチを脱した。山本は6回92球を投げ4安打2失点6奪三振で降板した。
七回、ドジャースは先頭のパヘズが左前打で無死一塁、続くコンフォートが四球で無死一、二塁とチャンスを広げるも、8番ロハスは中飛に倒れた。1死一、二塁から 9番ラッシングの右中間席への3ラン本塁打を放ち、5ー2と勝ち越した。1死無走者で大谷の第4打席は空振り三振に倒れたが、2番ベッツの中前打で2死一塁とし、続くフリーマンの2打席連発の2ランで7ー2とドジャースがさらにパドレスを突き放した。
その裏、ドジャースの投手は2番手左腕ドライヤー、3番手右腕トライネンが好投し無失点に抑えた。
八回は両軍、無得点。
九回、パドレスは松井が登板。1死無走者で大谷が第5打席に立ち、カウント1ー2からの5球目、高めのフォーシームを右翼席へ放ち、45号ソロ本塁打で8ー2とリードを広げた。選手のパフォーマンスを映像で解析する「スタットキャスト」によると、打球速度は108・9マイル(約175・3キロ)、飛距離は409フィート(約125メートル)を計測。シュワバー(フィリーズ)に再び追いつきリーグトップに躍り出た。ドジャースは九回裏を抑え、8ー2で勝利した。