トランプ氏の銅関税、送電網などに使用される半製品も対象=報道
7月10日、トランプ米大統領が計画する50%の銅輸入関税の対象に送電網や軍事、データセンターなどに使われる半製品も含まれると、米ブルームバーグ・ニュースが関係者の話として報じた。上海で2012年3月撮影(2025年 ロイター/Carlos Barria)
[10日 ロイター] - トランプ米大統領が計画する50%の銅輸入関税の対象に送電網や軍事、データセンターなどに使われる半製品も含まれると、米ブルームバーグ・ニュースが10日、関係者の話として報じた。
ロイターは現時点で、この報道を確認できていない。ホワイトハウスはコメント要請に応じなかった。
トランプ氏は9日、防衛、電子機器、自動車などにとって重要な金属の国内生産を促すため、8月1日から銅に50%の新たな関税を課すと発表した。 もっと見る
自身の交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、「銅は半導体、航空機、船舶、弾薬、データセンター、リチウムイオン電池、レーダーシステム、ミサイル防衛システム、そしてわれわれが多数製造している極超音速兵器にも必要だ」と述べた。
ホワイトハウスは2月、銅輸入に新たな関税を課すかどうかを判断するため、通商拡大法232条に基づき国家安全保障の観点から調査を行うよう指示した。
トランプ氏は鉄鋼やアルミニウムなどにもセクター別の一連の関税を導入しており、エコノミストは米消費者物価を押し上げると警告している。
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